予防矯正とは

不正咬合には遺伝的要因もあるので、早く治療を始めたからと言って、歯並びの悪さを予防できるわけではありません。

ただ、機能的で美しい顔に成長するためには、正しい舌の位置、正しい鼻呼吸、正しい姿勢、正しい飲み込み方は重要です。

アレルギーで鼻が詰まっていたり、姿勢が悪かったりすると口呼吸になってしまい、結果的に歯並びが悪くなることがあります。トレーニングを行い、色々なクセを直すことが予防矯正の目的です。

ご来院時にチェックシートをお渡ししますので、以下の項目にチェックをお願いします。

『・口が開いていることが多い。・外から舌が見えることが多い。・姿勢が悪い。・集中力がない。・持久力がない。・言いにくい言葉がある。・食事中、口を開けたまま咬んでいる。・よく咬まずに食べる。・固い食べ物が苦手。・食べこぼしが多い。・食事中に水やお茶をよく飲む。・匂いに鈍感。・アレルギー体質。・すぐに風邪をひく。・口臭がある。・虫歯が多い。・歯並びが悪い。』

3つ以上当てはまる場合は、改善が望ましいので、トレーニング前のお顔の写真等を撮影した後、ご家庭で機能を改善できるようなトレーニング用プリントをお渡ししています。

トレーニングすることで必ずクセは直るとは限りませんが、私達は、お子様の将来のお顔立ちに影響する『クセ』を、できるだけ多くのご家庭でのトレーニングで直していただけたらと願っています。

余談ですが・・・

春秋時代末期の中国に扁鵲(へんじゃく)という医者がいました。統一前の中国国内を移動しながら、様々な病気を治した名医で、「史記」や「韓非子」にも記述があるそうです。その扁鵲には同じく医者をしている兄が二人いることを聞きつけた魏の文王が、ある日扁鵲と以下のような会話を交わしました。文王が「三兄弟の中で一番名医なのは誰か?」とたずねると、扁鵲は「長男が一番で、次が次男、私の技術は一番劣ります」と答えたそうです。文王が「それならなぜ二人の兄は有名ではないのか?」と追求すると、扁鵲は「長男は患者が病気になる前に、本人も気付かないうちにその病根を取り除いてしまう。だから有名にはなりません。次男は病気がまだ軽いうちに治してしまう。だから地元で少し名が知られるくらい。自分は患者の病気が重くなってからしか治せないので、すごいと思われ有名になった」と答えたということです。

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