気になる部分だけに器具をつけて短期間で治療したい

プチ矯正や部分矯正は全員ができるわけではありませんので注意が必要です。

気になる部分だけに器具をつけて短期間で治療したいというご希望はよくわかります。

最近、そういうニーズに応えるようにプチ矯正とか部分矯正を行う歯科医院が増えてきました。

本当に大丈夫なのでしょうか?

実は矯正の場合に歯をスライスして良い量は1歯につき0.5mm以内であり、それ以上スライスすることは、推奨されていませんので注意が必要です。

インビザライン治療の場合は、スライス量が1歯につき0.5mm以内の計画を立てるとアラートはでませんが、

0.5mm以上、歯をスライスして計画を立てるとこのように赤字でアラートがでます。

プチ矯正や部分矯正治療を受ける場合は、奥歯の咬み合わせに問題がなく、歯をスライスする量が1箇所につき0.5mm以内に収まっているかを確認しましょう奥歯が傾斜している場合にプチ矯正を行うと予後がよくありません。

傾いた在来工法の木造住宅をリフォームする場合は、まず現地調査して測量を行い、リフォーム計画を立て、変形した土台を整形&補強し、柱をまっすぐにした後で窓を入れるという流れになると思います。 矯正治療とリフォームは少し似ています。土台が顎、柱が奥歯で窓が前歯と考えていただくとわかりやすいと思います。

歯並びで「気になるのは上の前歯だけなのでそこだけ直してください」というご希望はリフォームで言えば、「土台は変形してるし、柱は曲がってるけど別に気にならないので、窓だけまっすぐにして欲しい」というご希望になってしまいます。

プチ矯正した後で後戻りした場合は、インプラントアンカーを使った大掛かりな全体矯正による再治療が必要になりますのでご注意ください。