インビザラインと他の矯正との違い

現状ではインビザライン社のAIもまだそれほどレベルが高いわけではありませんので、AIの設計したマウスピースはそれほどレベルが高くないのが現状です。

しかし、インビザライン社のアプリであるクリンチェックは歯科医がマウスピースを設計するにあたって、現在、ベストのツールであることは間違いありません。矯正にはいろいろと種類があります。インビザライン治療と他の矯正治療の最大の相違点は、インビザライン社のマウスピースを設計するにあたって、歯だけでなく歯の根の部分や骨の部分のデジタル情報をフルに利用できるところです。

人間がレントゲンを見て、ワイヤーを手で調節するのには限界がありますが、インビザライン治療では0.01mmの単位で歯の大きさを知ることができる上に0.1mmの単位で歯を正確に移動することができます。

インビザライン矯正の場合、計画を立てる上でCTの情報を直接利用できますので、安全性や精度のレベルが高いです。

1.例えば、黒い丸がついている歯を動かす際に歯の根が隣の歯の根にぶつからないような安全な計画を立てることができます。▶

このCTレントゲン情報なしに矯正治療を行えば、歯の根がさらに曲がっていた場合、隣の歯の根にぶつけてしまうような移動をやりかねません。

2.またワイヤー矯正とは異なり、このように他の歯を全く動かさずに一本の歯だけを動かす生体に優しい矯正もインビザラインでは可能です。

熟練による勘も大切ではありますが、人のお口の中は千差万別ですからその都度、徹底的に調べ、明らかにした上での治療でなければいけません。

現在、歯科業界ではインビザラインに対するバッシングがもう必死すぎてすごいです(笑)。

その理由は以下の二つです。

① この素晴らしいアプリであるクリンチェックを使いこなせる矯正歯科医が少ないこと

② このままインビザライン社のAIが良質の治療結果のフィードバックを受け続けていけば、いずれ人間の設計力を凌駕すること

クルマに関しては、すでにセフティーセンス等で一部の自動化は取り入れられていますが、自動運転はこれからです。

バッシングされているインビザラインも同じような状況にあるとお考えいただいて良いと思います。

私たちは、良い治療結果をインビザライン社にフィードバックし、AIの進化に協力していけたらと考えています。

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