歯列矯正を受けたらすきっ歯になってしまった!

大阪府の豊中市役所東400mにある「こむら小児歯科・矯正歯科」です。
「できるだけ削らないむし歯治療、できるだけ小臼歯を抜かない矯正治療」は1995年の開業時から変わらない私たちの原則です。
抜歯矯正してスキマが残ったケース
もしかすると、小臼歯を抜歯せずに矯正した方がベターだった可能性があります。しかし、これは結果論ですし、実際に拝見してみないと何とも言えません。
歯列矯正後、すき間ができることはあります。
矯正治療前のお口の中を診させていただいた訳ではないので何とも言えません。ですが、一般的に「矯正が原因ですきっ歯になることが起こりうるのか?」と問われれば、「条件によっては起こりえます」とお答えします。
矯正後に歯の隙間が空いてしまうケース
としては、次のような3つの場合が考えられます。
矯正治療のおおまかな手順は
①ガタガタをほどいて歯を並べる(必要があれば抜歯を行う)
②上下顎の歯をしっかり咬ませる
③隙間を閉じる
④保定(リテーナーと呼ばれる装置を使用。後戻りを防止し、咬合を安定させる)
矯正治療の目的は患者様それぞれに合った正常な咬合と、きれいな歯並びの獲得です。ただ、上下の歯の大きさに不調和があると結果的にすきっ歯になってしまうことがあります。こういう場合は、歯をヤスリで削って、上下のかみ合わせを整える必要があります。
リテーナーをつける期間が短すぎる場合
も同じようなことが起こります。矯正治療では、今までのかみ合わせと全く違ったかみ合わせを1からつくることになります。新しいかみ合わせに、個々の歯やあごが馴染むまではリテーナーが必要です。
実際の矯正後、すきっ歯になった例を見る限りでは、リテーナーの装着期間(保定期間)を守れなかったことが原因、もしくは上の歯の幅の合計と下の歯の幅の合計のバランスが悪い場合が多いです。
抜歯で空いたスペースがうまく埋まらなかった
抜歯を伴う矯正治療の場合は、歯を抜いたスペースが完全に埋まらずに、隙間が空いてすきっ歯に見えてしまうことがあります。
抜歯を伴う矯正は、歯が並ぶのに十分なスペースがない場合に行われる方法で、歯が移動することで抜歯にようスペースが埋まり、きれいな歯並びになるのが普通です。しかし、上下の歯の大きさのバランスが悪いとスキマが空いてしまいます。
ただ、海外では前歯にスキマがあることは、必ずしもマイナスではありません。こちらのリンクからどうぞ。写真を見ると上の前から二番目の歯が小さい方が多いのがおわかりいただけると思います。 もしかすると日本もいずれ前歯のスキマが流行するかもしれません。
後戻りが起きた
矯正治療では歯並びとかみ合わせは治りますが、唇や舌を含めたお口周りの筋肉は全く変わりません。「常に舌で前歯を押している」「頻繁に頬杖をつく」といったすきっ歯になりやすい癖が直っていないと、せっかく矯正した歯列が少しずつずれてしまうことがあるのです。
したがって、このような癖がある場合は、矯正治療と並行して癖を直す必要があります。
また、歯列矯正が不十分だった結果として、肩こりがひどくなったり、噛み合わせに違和感が出たりすることもあります。ただ、誤解がないように繰り返しにはなりますが、上下の噛み合わせ、歯にかかる力のコントロールが行われた上で歯列矯正が行われればこのような症状が出ることはまずないでしょう。
対策はこの二つ
- 信頼できる歯科医院を選ぶこと
具体的には、担当の歯科医師に質問しやすく、不安要素が少ないこと。マウスピース矯正ができないためにワイヤー抜歯矯正が必要以上に多い矯正歯科の認定医もまだまだ多いのが現状です。矯正用のワイヤーをつけている期間の歯磨きに不安があるなら、マウスピース矯正が適しています。
歯科医院選びについては、そもそもの矯正計画自体がきちんとしたものでなければ意味がありません。現状の分析やしっかりした治療計画を示し矯正にかかる費用や期間、リテーナーをつける期間など、納得するまできちんと説明してくれて、総合的な治療計画を提案してくれるところを選ぶことが大切です。
舌癖のために歯並びが悪くなってしまっているような場合には、舌癖や舌のポジションを直すのに有効な口腔筋機能療法(MFT)ができるクリニックが良いでしょう。 - リテーナーの着用期間を守るなど、安易な自己判断で決められた期間よりも早く外さないこと
矯正装置やリテーナーは見た目も気になりますし、歯磨きもしづらくなりますので、早く外したいお気持ちはわかります。しかし、必要だからこそ使用する装置ですし、一定期間つけていないと、せっかく動かした歯が元に戻ってしまい、今までの苦労が水の泡になってしまう可能性が高くなります。特に前歯は後戻りしやすく、後戻りに気づきやすい部分です。なお、リテーナーは取り外しができるマウスピースタイプの物や透明で目立ちにくい方法を選ぶこともできますから、治療前に歯科医師とよく相談して、長い目で見て続けられそうな物を選ぶようにしましょう。
現在、インビザライン社はスキャンデータと写真を元に最初の治療計画を作成します。CTレントゲンやセファロレントゲンのデータは使用していません。ですので、その最初の治療計画をそのまま利用しても歯並びはまず治りません。
(AIが正しい治療計画を立てるためには、全てのケースについて、CTやセファロからのデータも必要で、治療前後の結果と伴にこれらの多くのデータが大量に集積、解析されていく必要があります。)
なので現状は、その最初の治療計画をほぼ壊してから、それぞれのお口の状態に合わせて理にかなった実現可能性の高い歯の移動を一つ一つの歯に細かく指示する必要があります。歯科医による地道な修正を繰り返し、練り上げた最終案に基づいて、マウスピースが作られることが治療の成功に欠かせません。
マウスピース矯正は、床矯正と同じで簡単そうに思われていますが、奥歯の移動が必要なケースでインビザラインGO(奥歯を動かせないタイプ)を選択してしまったり、たとえ1本の歯の移動であっても歯科医が移動の指示を間違えてマウスピースを作製すると治療はうまく進みません。多くの矯正歯科専門医院がマウスピース矯正を行っていない理由がこの辺りにあります▶

こむら小児歯科・矯正歯科でインビザライン・システムによる歯並び治療を行ったケースが2018年にインビザライン公式サイト:Align Global Galleryに#591番、Dr T. Komuraとして世界で591番目、大阪府では3番目に掲載されました▶
インビザライン治療について詳しくはこちら▶︎
インビザライン・ファカルティとは、米国アライン・テクノロジー社公認の講師の資格で、日本全国で約20名の歯科医がファカルティ(指導医)として認定されています。
インビザラインの診断や治療技術、治療経験などについてセミナーを通して他のインビザラインドクターに指導しています。
当院では院長が立てた計画をインビザライン・ファカルティに監修していただくことで「本物のインビザライン」をご提供致します。
2022年はインビザライン社のプラチナステータスを取得しました。

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また当医院では、1995年より小児歯科+矯正歯科として、強い歯を育て、美しい歯並びを造り、守ってまいりました。
これまで13500人以上のご来院があり、矯正においては1900人以上です。
2010年頃から こどもさんのむし歯が少なくなり、インビザライン矯正をご希望される方が増えたため、現在では予防歯科+矯正歯科が私たちのメインの仕事になっています。
当医院は岡町駅(阪急宝塚線)から東へ徒歩12分です。医院前に4台、医院の東隣にある白い大きな家の地下に3台の駐車場(ノーマルのアルファードの車高OK)があります。
桃山台、緑地公園、宝塚、箕面、茨木、吹田、伊丹、少路から来られる方もおられます。