矯正治療で抜歯は必要なのか?

「歯列矯正治療で抜歯は必要なのだろうか」と気になったことはありませんか?歯を抜く矯正、抜かない矯正それぞれの特徴など矯正治療で後悔しないために知っておきたいことについて書かれています。

歯列矯正治療で抜歯は必要なのか?

歯列矯正のために歯を数本抜いても、すぐに咀嚼に重大な問題が生じるわけではありません。しかし、将来高齢者になって、ほかの歯が歯周病などで弱ってきたとき、若いときに健康な歯を抜いてしまったことを後悔することになるかもしれません。
医学的な調査により、高齢になっても自分の歯が20本以上残っていれば、少々固い物でも十分に咀嚼することができ、充実した食生活を送れることがわかりました。これは、健康面にも良い影響があります。このため、できるだけ自分の歯を健康な状態で保つことが大切だと考えられています。このような視点からも、健康な歯を抜くということは、安易におすすめできることではありません。

こむら小児歯科・矯正歯科では低年齢から治療を開始することで、小臼歯を抜かずに矯正できたケースが数多くあります。

しかし抜歯しなくてはならない歯列矯正もあります。

抜歯が必要な場合

歯の大きさが顎に比べて大きい場合

顎の骨の大きさに対して歯の大きさが大きくて並びきらない場合、抜歯して顎の骨の大きさと生えている歯の釣り合いが取れるようにします。また綺麗に歯を並べ口元を美しくするためには、歯を目標とする位置へ移動させるためのスペースが必要です。そのためのスペースを抜歯することでつくります。

上下の顎のずれが大きい場合

上顎と下顎の位置のずれが大きいと、良い噛み合わせを作ることができません。

顎のずれを顎の成長を利用して治せない場合は、外科手術か抜歯の選択肢があります。抜歯によってスペースを作り、大きく歯を移動させれば手術なしで歯並びの矯正が可能な場合が多いです。

抜歯の痛みや腫れについて

抜歯が必要な場合についてお分かりいただけたかと思いますが、いざ歯を抜くとなると、やはり痛みや腫れが心配ですよね。
実際はどれほど痛いのでしょうか。

抜歯はどの程度痛くて腫れるの?

小臼歯を抜歯した場合、通常は抜歯後2~3時間で痛みはおさまりますし、腫れることもほとんどありません。

下の親知らずを抜く場合は数日間痛みが続き、一週間くらいで抜糸になりますが、その時点でも腫れていたり、痛みが残る場合があります。

抜歯の際はどの歯を抜くの?

抜歯が必要な状態の良くない歯がない場合、小臼歯(前から4もしくは5番目の歯)を抜くのが一般的です。上の7番目の大臼歯を抜歯する場合もあります。
親知らずも抜歯の対象になります。

小臼歯の抜歯が不要な場合

ケースによっては小臼歯を抜歯せずに治療できる場合があります。

歯を抜かずに矯正する方法は?

1.必要があれば、歯列を少し外側に広げることで、歯列を整えるためのスペースを作ります。しかしこれには拡大できる量に個人差があります。

2.必要でしかも可能であれば、奥歯をもっと口の奥側に移動させ、歯列を整えるためのスペースを作ります。28本(親知らずを除いて)の歯のうち、上下左右の奥から歯を奥に移動していきます。もちろん、奥に移動できる限界もあるためその量には個人差があります。

3.歯と歯のあいだを少しずつ削ってスペースを作ります。

良く調べて以上の方法を組み合わせて治療を行います。ただし、これらの方法は、誰にでも適用できるというものではありません。詳しい検査と診査・診断により可能かどうかを見極めます。

親知らずまで含めた全部の歯が綺麗に並ぶスペースのある方は稀ですので、非抜歯の矯正といえど、親知らずに関しては抜歯をしなくてはいけないケースがほとんどです。

診断が間違っていると

適切な診断の下に治療を行わないと
歯茎が下がってくる
余分に矯正期間がかかってしまう
かみ合わせが悪くなる
前歯が前にでてきてしまう

等の問題が生じることがあります。

大切なことは抜歯するか抜歯しないかではなく、きちんと検査を行い、正しい診断の下に抜歯治療か非抜歯治療かを決定することです。

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