矯正治療費について(保険が適応されるのはどんな時?)

今日は矯正治療にかかる治療費についてお話したいと思います。

ご存知の方も多いかもしれませんが、日本では矯正治療は「自由診療」扱いとなっているため、保険が適応されません。

ですが、実は保険適応可能な矯正治療もあるんです。

そこで今日は、保険が適応される矯正治療についてお話したいと思います。

矯正治療に保険が適応される場合は、大きく分けて2つあります。

1つ目は顎変形症や骨格性下顎前突症、いわゆる受け口です。

治療のために外科手術を併用する場合は保険適応が可能になります。

受け口の程度によっては外科手術が必要ない場合もありますので、気になる方は、一度お近くの歯科医院でご相談してみてください。

2つ目は厚生労働省が定めた特定疾患であると認められた場合です。

その疾患は50種類以上にわたり、厚生労働省のホームページにも掲載されています。

厚生労働省ホームページから抜粋したものを下記に掲載します。

これらの病名と診断された場合、矯正治療に保険が適応されます。

これらの病名は歯科では診断できないものが多いため、矯正治療を受けるために、確定診断していただいた医科病院で診断書を作成していただく必要があります。

厚生労働大臣が定める疾患(2018 年度 現在)

1.唇顎口蓋裂

2.ゴールデンハー症候群(鰓弓異常症を含む)

3.鎖骨・頭蓋骨異形成

4.トリチャーコリンズ症候群

5.ピエールロバン症候群

6.ダウン症候群

7.ラッセルシルバー症候群

8.ターナー症候群

9.ベックウィズ・ヴィードマン症候群

10.ロンベルグ症候群

11.先天性ミオパチー(先天性筋ジストロフィーを含む)

12.顔面半側肥大症

13.エリス・ヴァン・クレベルド症候群

14.軟骨形成不全症

15.外胚葉異形成症

16.神経線維腫症

17.基底細胞母斑症候群

18.ヌーナン症候群

19.マルファン症候群

20.プラダーウィリー症候群

21.顔面裂

22.大理石骨病

23.色素失調症

24.口‐顔‐指症候群

25.メービウス症候群

26.カブキ症候群

27.クリッペル・トレノーネイ・ウェーバー症候群

28.ウィリアムズ症候群

29.ビンダー症候群

30.スティックラー症候群

31.小舌症

32.頭蓋骨癒合症(クルーゾン症候群、尖頭合指症を含む)

33.骨形成不全症

34.口笛顔貌症候群

35.ルビンスタイン-ティビ症候群

36.常染色体欠失症候群

37.ラーセン症候群

38.濃化異骨症

39.6 歯以上の先天性部分(性)無歯症

40.チャージ症候群

41.マーシャル症候群

42.成長ホルモン分泌不全性低身長症

43.ポリエックス症候群

44.リング 18 症候群

45.リンパ管腫

46.全前脳(胞)症

47.クラインフェルター症候群

48.偽性低アルドステロン症(ゴードン症候群)

49.ソトス症候群

50.グリコサミノグリカン代謝障害(ムコ多糖)

国の定めた特定の疾患と症状に該当すれば、「自立支援医療」の対象者となるため、月々の患者様の自己負担額の上限が定められた、健康保険での治療を受けることが可能です。

患者様が保険適応の矯正治療を受ける基準を満たしていても、矯正治療を受ける医療機関が

「自立支援指定医療機関」

「育成・更正医療指定機関」

「顎口腔機能診断施設」

の3つの認定機関でなければ保険適応の矯正治療を受けることができないので注意が必要です。

今日は保険適応の矯正治療についてお話させていただきました。お近くの矯正歯科専門医院でご相談してみてください。