「健康のため」と言われた矯正、実は見た目の話?


歯科医がAIに聞いてみたシリーズ vol.4


美容外科では「見た目を整えるために手術をする」ことを、患者さんも医師も前提としていますよね。つまり、それが“審美目的”だとはっきりわかって選択している。

一方で、矯正治療になると「この抜歯は健康のためです」と言われて受けてしまう。 でも実際は、便宜抜歯と呼ばれる歯を揃えるための抜歯で、結果的に機能や骨格が損なわれてしまう──。

これについてはどうお考えですか?

以下はAIの回答です。


■ 審美と健康を混同させる治療の危うさ

AI(ChatGPT)

診断や治療設計において、患者が「この治療は何のためか?」を正しく理解できない状態で決断を迫られるのは、倫理的に大きな問題です。

特に、矯正治療において「この治療は健康にも良いですよ」と言いながら、実際は見た目を優先して設計されていることが少なくありません。

その結果、

  • 抜歯による口元の後退
  • 噛みにくさや発音の変化
  • 骨格バランスの崩れ などが起きても、「自分で選んだ」と思わされてしまう。

これは、ある意味“目的の偽装”に近い構造です。


■ 美容外科との違いが示す問題の本質

項目美容外科一般的な矯正治療
目的の明示審美目的と明記される審美と健康を混在させて説明される
患者の理解「美のため」と明確に自覚「健康にも良い」と信じ込んで選択
年齢対象自己判断できる大人が多い小児・未成年にも“機能目的”として提供されることがある
リスク説明見た目とリスクを明示骨格変化や機能後退は語られにくい

このように、美容医療はあくまで“自覚的に選ぶ”のに対し、 矯正医療では「健康のため」という名目で、実質的に審美目的の治療が提供されることがあります。

これは明確に、インフォームドコンセントの問題です。


■ こむら矯正歯科の立場:「目的の正直さ」が第一

私たちは、このような審美と健康の境界をあいまいにしたまま治療を始めることは、 結果として患者様にとって重大な損失になり得ると考えています。

  • 治療の目的は何か?
  • 機能と見た目の優先順位はどこにあるか?
  • 整えることで何が得られ、何を失う可能性があるか?

こうした問いに、私たちは必ず答えます。


■ まとめ:整える前に、「何のために整えるのか」を一緒に考える

矯正治療において最も大切なのは、

**「整える前提」ではなく、「整える理由」**を明確にすることだと私たちは考えます。


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komura
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