インビザライン公式認定された治療実績
インビザラインとは
治療の流れ
インビザラインとは
インビザライン・システムは目立たないマウスピース(アライナー)を使う歯並びの治療法です。
ワイヤー矯正とは診断から治療方法まで全く異なるので、マウスピースの設計は簡単ではありません。
ワイヤーを使わず、ゆっくりとおだやかに精密に無理なく歯を動かすので歯ぐきに優しく痛みもほぼありません。
このビデオ ▶をご覧下さると、インビザライン治療をご理解いただけると思います。(音が出ます)
こむら小児歯科・矯正歯科でインビザライン・システムによる歯並び治療を行ったケースが2018年にインビザライン公式サイト:Align Global Galleryに#591番、Dr T. Komuraとして世界で591番目、大阪府では3番目に掲載されました▶
2022年度には、プラチナステータスを達成しました。
私たちは2012年からインビザライン・システムの使用を開始して今年で11年目になり、7歳〜61歳の患者様の幅広い治療実績があります。
経験+ インビザライン社のファカルティ(指導歯科医)の監修⇒「本物のインビザライン」をご提供致します。
成人の場合は、あごを広げることが難しく、成長もない上に歯ぐきの状態も良いとは限りません。歯ならび治療を行う上で制約がいろいろとあります。
また成人の場合、小臼歯を抜歯して従来型のワイヤー矯正を行うと口元が下がりすぎて、ほうれい線が深くなり、お顔の印象が変わってしまいがちです。
マウスピースを正しく設計すれば、小臼歯を抜かずに歯をヤスリで少し削るだけでお顔の印象を大きく変えずに歯並びを改善することが可能になりました。
一般論ですが、一時的に流行っていたとしても、 本来の美から離れているようなものであれば、いずれ廃れるでしょう。
こむら小児歯科・矯正歯科ではマウスピースを作るための苦しい歯型を採る必要はありません。 iTeroスキャナーを使い、口の中をスキャンするだけで精密なデータを撮ることができます。
インビザライン・システムには、インビザラインファースト、インビザラインGO、インビザラインモデレート、インビザラインコンプリフェンシブといろいろな種類がありますが、当院では全種類を取り扱っています。
どのインビザラインを使用するかは、あなたの歯を何本移動する必要があるかで 決まります。
(注:インビザラインファーストは予防矯正、前期治療の装置として優れていますが、まだ生えていない永久歯を並べることはできません)
奥歯のかみ合わせが良く、難易度の低い方のみインビザラインによる短期間での部分矯正も可能です。▶
治療するかどうか決めかねているが、とりあえず、矯正治療前後のイメージの変化を知りたい方はこちらをご覧下さい。(14歳以降)▶
インビザラインのメリット
★★★★★★ 装着が目立たない(透明に近い医療用プラスチック使用)
★★★★★★インビザラインのファカルティ(指導歯科医)の監修を受けてマウスピースを正しく設計しますので、歯が無理なく精密に移動し、歯ぐきに優しく痛みが少ない
★★★★★★ LINEを使った遠隔治療が可能▶(遠方の方やコロナで外出をできるだけ控えたい方向け。当院では東大阪、高知、沖縄の患者様もおられます)
★★★★★ 治療の精度が高い(一つ一つの歯を0.1mm単位で個別に別の方向に同時に動かすことができ、動きを細かく正確にコントロールすることができるため、高い精度の仕上がりが可能です。また歯を少しヤスリで小さくする必要がある場合、スキャンデータで正確に必要量がわかるため、ワイヤー矯正とくらべて歯の削除量を最小限にすることができます。)
★★★★★ ワイヤー矯正と違って、ご自身で取り外し可能(食事の時には取り外すので、装置に食べ物が詰まる心配がなく、治療中も普段通り食事ができて衛生的です。
)
★★★ 従来のワイヤー矯正では小臼歯を抜歯していたケースでもインビザライン・システムを用いることで小臼歯を抜かずに治療できることもあります。
★★★ 矯正期間中にワイヤー折れてしまうなどのトラブルが少ない
★★★ 金属ワイヤーを使わないので金属アレルギーをお持ちの方でも治療できます。
★★ 裏側ワイヤー矯正と比べて舌に対する違和感が少ない。
インビザラインの費用
当歯科では、小学生の方から大人の方までインビザラインによる歯並び治療を受けておられます。このビデオ ▶で雰囲気がお分かりいただけると思います。
インビザラインのみの矯正費用は35万円〜86万円+毎回観察料1,000円(スキャン時のみ5000円)+消費税です。デンタルローン▶が利用できます。
もし、インビザライン・システムでの治療が困難な場合、(仕上がりの精度は少し低くなりますが、)従来のワイヤー矯正に切り替えることも可能です。
(ただし精度は下がります)
インビザライン 注意事項
①装着時間は1日20~22時間です。
付けっぱなしのワイヤー矯正と異なり、マウスピースを患者様が入れて下さらないと治らないのがインビザライン治療です。
マウスピースを外している時間は歯は後戻りします。ですから患者様自身がマウスピースを20時間以上使うことが、治療成功のために必要です。3日入れてないと、歯が元の位置の方向に大きく後戻りし、入らなくなってしまいます。外している時間が長いと治療は進みません。
②装着する前は必ず歯磨きをして下さい。
・飲食時はマウスピースを外して下さい。
→マウスピースをつけたまま、砂糖が入ったものを飲むとむし歯の原因になります!
・歯磨きの時は、マウスピースも研磨剤をつけずに洗いましょう。
→そのとき必ず水で洗って下さい。熱湯は破損の原因になります。
・マウスピース洗浄剤で2・3日に1回程度洗って下さい。入れ歯洗浄剤は絶対に使用しないで下さい。
装置をつけたまま飲んで良いのは、常温のお水とお茶だけです。砂糖入りの飲料を装置をつけた状態で飲むと、虫歯になってしまいます。
③途中マウスピースが合わなくなることもあります。
→その際は再度作り直しになるため、型どりのための再スキャンが必要となります。
・装置が合いにくい、アタッチメントが取れた、装置をなくした・破損した場合にはすぐお電話下さい。
・すべての歯が予定通りに動く事はまずないので、途中で1〜3回マウスピースを再製作します。プロゴルファーでもホールインワンが難しいようにどれだけ精密にマウスピースの設計をしても一回目のセットだけで治療目標を達成できることはまれです。

④治療開始前に下の親知らずの抜歯が必要です。
・歯並びがきれいな方でも親知らずを抜く必要があるわけです。
歯並びに問題のある方が親知らずを抜かずに矯正を行えるでしょうか?
大量に多くの歯の幅をヤスリで削って小さくすれば可能かもしれませんが、今後のむし歯リスクを考えると、おすすめできません。
⑤マウスピースを外したときはケースに収納するようにしましょう。
ティッシュに包むとゴミと間違えて捨ててしまうこともあるようです。
マウスピースの取り外しと交換
①マウスピースの取り外し
取り外しは、奥歯の内側から浮かせていきます。左右の奥歯が外れたら前歯を外して下さい。
マウスピースを入れる時は前歯から順番に入れて、奥歯までしっかりと入れて下さい。
②マウスピースの交換
装置の交換は寝る1時間ぐらい前にして、チューイ ▶を咬んだりゆるめたりと20分程度、5日間くらい続けて下さい。
・装置は7日で交換していきます。(例外もあり)
・1ヶ月に1度は必ず受診して下さい。
歯科医によって異なるインビザライン治療
現時点ではAIが作成する最初の治療計画は完全とは言えません。
患者様に合わせた細かい調整を加える必要があります。
マウスピースは、インビザライン・ドクターがクリンチェックというアプリを用いて、細かく修正します。修正の自由度が高いだけにインビザライン・ドクターの知識量と経験値の差により、治療結果は全く異なります。▶
そのためには、インビザライン特有の知識、理論とインビザラインの治療経験が不可欠です。
・歯を大量に削って小さくして短期間で歯を並べる歯科クリニック
・ワイヤー矯正の知識と感覚で設計する歯科医院
・インビザラインをはじめてみた歯科医院
・インビザラインGOのみの歯科医院
等、いろいろなデンタルクリニックがあります。
こむら小児歯科・矯正歯科では、インビザラインのファカルティ(指導歯科医)の監修を受けた「本物のインビザライン」をご提供しています。
詳しくは→こちらをご覧下さい▶
注:インビザラインGOは大臼歯を動かす事はできません。インビザラインGOは部分矯正に用いるインビザライン・システムの中の1つのバージョンです。廉価である代わりに すべての歯を動かす全体矯正はできません。
①このようなケースをインビザラインGOで治療してしまうと歯をものすごく削らないといけなくなってしまいます▶
②インビザラインGOで矯正を始めて、ある程度きれいになってきたら他の部分も治したいとお気持ちが変わる場合も多いです。しかし、インビザラインGOからインビザライン・コンプリヘンシブへの乗り換え割引等はインビザライン社は用意していません。
ですので、このようなケースでは「こんなことなら最初からインビザライン・コンプリヘンシブにしといたら良かった▶ となりがちです。
診断後に歯を何本動かす必要があるのかを見極めてから、どのインビザラインを使用するかを決めないと上のリンク先のように不満が残る結果になってしまいます。
治療の流れ

まずセファロX線(レントゲン)写真を撮影し、骨格を計測して、標準値と比較します。
歯並びや咬み合わせだけでなく、顔の形や大きさも治療に関係しますので、まずレントゲン写真の計測、分析を行ない、隠れた問題点も含めて洗い出す必要があります。
豊中・こむら小児歯科・矯正歯科では セファロX線写真撮影を含む相談料は「2,500円(税別)」です。休診日は木曜日。ご予約は0120−55−8249 またはネットからお願い致します。▶



1~2週間後に、診断結果とともに治療方針、期間、費用について明細をお渡しし、わかりやすくお話しします。
時間は30分ほどかかります。
★標準的なケースでは、歯を動かしている期間は平均して1~3年です。



★40分程度かけて、他の各種資料を採得します。顎の関節に問題がないか?、外傷歯や虫歯がないか?をチェックすることも大切です。
検証費用は合計で「50,000円(税別)」です。
数日かけて、診断に問題がないかを検証します。問題がなければ、診断時にご説明した方針で治療を開始します。



マウスピースを作るため、お口の中をスキャンし、かみ合わせの診断を行います。また、インビザライン専用アプリを使用して写真撮影を行います。


インビザライン社がとりあえずクリンチェック(治療シミュレーション)を作成します。これを叩き台として、インビザライン・システムのインストラクターの監修下で何度も治療計画を練り直します。
実現可能性の高い正確で安全な計画が出来上がった時点で、マウスピース作製をインビザライン社に指示します。 発注後約3週間でマウスピースが日本に送られてきます。



マウスピースに関する説明をスタッフより行い、注意事項を確認していただきます。
アタッチメント(樹脂製のポッチ)の装着や歯のサイズの調整を行います。
また、マウスピースの装着と取り外しの練習をします。
2週間に1度のスでマウスピースを交換します。人によって差はありますが、だいたい1~3年かかペーります。
このような大臼歯を動かす必要があるケースではインビザラインGOでは対応できません。



治療途中でインビザラインバーチャルケアを使用し、患者様ご自身のスマホで経過を撮影していただき、歯の動き、アライナーのフィット確認を行う事も可能です。
インビザラインバーチャルケアにより来院頻度を減らすこともできます。LINEでも可能です。



★歯列矯正完了後は、保定を行います。 矯正の完全な終了は上の親知らずを抜くことができる19歳頃が一般的です。
成人矯正の場合は後戻りしやすいので保定期間は長ければ長いほど良いと言われています。
保定はキレイな歯並びを安定させるために重要になります。日常生活に置いて、歯にはさまざまな力がかかります。歯並びをそろえておくためには、保定装置が欠かせません。特に舌の癖が続く場合は癖が治るまでは絶対に必要です。
年に数回、保定装置の定期検診を行います。
図のように保定装置は既製品ではなくオーダーメイドです。
古くなったり、壊れたりしたリテーナーの再製には、費用がかかります。

当歯科スタッフTの症例

①. 大阪府豊中市のこむら小児歯科・矯正歯科の歯科衛生士Tさんも、以前からずっと気になっていた「咬み合わせ」「正中のずれ」を改善するため、インビザライン・システムで治療しました。
処方書および印象(歯型)の提出。その後、治療計画の作成です。(現在は、インビザライン・システムのファカルティ(指導歯科医)の監修を受けてマウスピースを細かく設計しています。)
コンピューター上でアタッチメントとアライナーの設計▶ができあがると、マウスピース製造に入ります。

②. 口の中をスキャン後、約一ヶ月程でマウスピースが送られてきました。
Tさんの場合、上下、56個のマウスピースが完成してきました。
7日〜10日ごとに新しいマウスピースに交換する予定なので、順調にいけば1年半〜2年で終了する予定になります。

③. No.1マウスピース装着初日。
まず、アタッチメントを歯につけます。
歯の表面に凹凸ができ、ザラザラとかなりの違和感を感じます。
その後、マウスピース装着です。
アタッチメントでカチッとしっかりフィットしています。
はめるのにも外すのにも、力が要ります。外すときには、マウスピースの内側端に爪をかけて持ち上げるのですが、はめる時よりも時間がかかりました。
違和感もあり、発音にも苦労…
でも、痛みはあまり感じません。

④. 一日一回、TVを見ながら、チューイを咬むよう指導あり。
最初は、チューイを奥で咬むと嘔吐反射もあり、苦痛(-"-; だが、チューイを咬むことにより、日々しっかりフィットしてくることを実感。
ゴムかけも、No.1マウスピースより開始。
最初は慣れずに鏡をみながら…
装具を使い、食事とブラッシング以外はつけます。

⑤. No.1を装着して2週間経ちました。
チューイにも、ゴムにも、アタッチメントにもようやく慣れてきました。
いよいよNo.2へ。
新しいマウスピースは夜に交換すると、そのまま寝てしまうだけなので慣れるのが早いと言われています。

⑥. No.2〜10日ごとの交換
発音にも慣れ、嘔吐反射も少なくなってきました。
とりはずしもスムーズに、装具なしで可能に。
10日ごとの交換で、痛みも全くなく、フィット感も良い感じで順調にすすんでいます。
右下奥歯が、順番に奥へ移動しつつあるのが実感でき、マウスピースの枚数を重ねるごとに楽しみになってきました。
⑦. いよいよ前歯も動かしていく段階にきました。
マウスピース装着1日目は、少し前歯に痛みを感じることがありますが、3日目以降になれば、痛みもなくなります。歯が動いている痛みなので、少しのガマンです。
⑧. マウスピースはフィットしているのですが、歯の移動とは別に舌癖がかなりあるようで、なかなか前歯が計画通りにいかないようです。
⑨. 追加マウスピースの作製ヘ
初めに説明を受けたとおり、2・3回の途中、計画見直し段階にきたようです。
2回目の印象(型とり)、写真、先生の治療計画の作成です。
新しくマウスピースができるまで、また1カ月程かかります。

⑩. この間を利用して、根本的な原因である舌小帯の延長手術をすることにしました。
舌小帯延長術の手術当日は、ツバをのみこむのも痛く、物が食べられなかった(-"-;
傷口が完全に治るには数日かかりますが、舌訓練も少しずつはじめます!
⑪. 追加マウスピースができてきました。もう一度アタッチメントを歯につけていきます。アタッチメントのつける位置や大きさが多少変わりますが、2回目なのでザラザラ感もすぐ慣れます。
⑫. 新たなアタッチメントをつけ、スタートです。はじめは少しきついですが、痛みはなくチューイを咬むとしっかり歯に馴染んできます。
⑬. ゴムかけも続けます。新しいマウスピースに変わった日は少しかけづらいですが、すぐ慣れます。指でサッとかけ、もうあまり違和感も感じなくなりました。

⑭. マウスピース3,4枚目でかなり奥歯の歯と歯の間にすきまがあきました。食事ごとに詰まるので歯間ブラシが必ず必要です。
⑮. 右下奥の歯と歯の間がかなり空いてきました。鏡で見てもわかるほどです。歯間ブラシのサイズもS→M→Lと変わりました。やはりすきまができるほど、食物も詰まりますが、歯が移動中であるので今はがまんです。
⑯. しっかりとゴムを使っているので順調に奥歯が動いています。全く痛みはなく普通に食事もできます。
現在、犬歯を奥へ移動中です。
マウスピース交換日の1,2日目は少し圧迫した痛みがあるものの、順調に動いています。フロス、歯間ブラシは欠かさずブラッシングも頑張っています。
⑱. 15の写真を撮った日から6か月と23日経ちました。
⑲. 18の写真を撮った日から2か月と15日経ちました。下の前歯全体が後ろに下がり、右下の犬歯と小臼歯の間にあったすき間がかなりつまってきています。
⑳. 19の写真を撮った日から2か月と16日経ちました。下の前歯全体が後ろに下がり、右下の犬歯と小臼歯の間にあったすき間が閉じました。

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