前歯だけ矯正の現実▶

前歯だけなんとかなりませんか?
結論:うまい話には裏があります。
1. セラミック矯正
セラミック矯正で前歯だけこのように綺麗になっています。

でもアフターの歯は実はこんな感じです。差し歯が取れたら大変😢

2. 前歯の幅を大量に削って狭くする
下のビデオのように、赤アラートがたくさん出ても、前歯と前歯の間を大量に削り、ピアノの鍵盤のように前歯を細くすれば、奥歯も動かさずに前歯だけを並べることができます
次のビデオでは、前歯の間を赤アラートがたくさん出ているのに1mm近く大量に削っています。
私なら、たとえ無料でもお断りします
「では下の前歯を削らずになんとかなりませんか?」と聞かれることもあります。
3. 上の前歯の角度だけ変える
上の前歯の角度だけ変えようとすると下のビデオのように赤で囲まれた歯の根の部分が骨から露出するか、歯の色が変わるか、歯の根が短くなったりします。
うまい話には裏がある
”No such thing as a free lunch”
患者様の中には、下あごの先に人工物を入れたいという方もおられます。
しかし、時間が経過するとこんなことになっています。
当院は、患者様が希望されても、将来に禍根を残す処置はやらないようにしています。
当院の治療
CTを活用した精密なインビザライン治療
お口の中のスキャンデータとCTデータを組み合わせ、すべての歯を骨の範囲内で慎重に動かすことが、インビザライン治療の基本です。
この高度な分析と治療は、**インビザラインの最上位プラン「コンプリヘンシブ」**でのみ可能です。
当院では、下のビデオのように、全体のバランスを重視しながら、
すべての歯を正確かつ丁寧に動かす治療を行っています。
歯と歯の間を削る量は一か所あたり0.5mm以下に抑え、
嚙み合わせも細かく考慮し、
すべての歯を正確かつ丁寧に動かす治療を行っています。
前歯だけの矯正の現実をまとめます:
歯を削るリスク
前歯だけを矯正する場合、スペースを確保するために歯を削ることがあります。しかし、削った歯は元に戻らないため、慎重な判断が必要です。
歯根への影響
前歯の角度を変えるだけの矯正では、歯根が骨から露出したり、歯の色が変わったりするリスクがあります。これらはCTレントゲンなどの精密な診断がないと事前にわからないことがあります。
全体矯正の重要性
前歯だけの矯正ではなく、インビザラインコンプリヘンシブが推奨されます。
こむら小児歯科・矯正歯科でインビザライン・システムによる歯並び治療を行ったケースが2018年にインビザライン公式サイト:Align Global Galleryに#591番、Dr T. Komuraとして世界で591番目、大阪府では3番目に掲載されました▶

インビザライン・ファカルティとは、米国アライン・テクノロジー社公認の講師の資格で、日本全国で約20名の歯科医がファカルティ(指導医)として認定されています。
インビザラインの診断や治療技術、治療経験などについてセミナーを通して他のインビザラインドクターに指導しています。
当院では院長が立てた計画をインビザライン・ファカルティに監修していただくことで「本物のインビザライン」をご提供致します。
2023年~25年はインビザライン社のプラチナエリートステータスを取得しました。
