矯正中のゴムかけについて(ゴムかけの治療期間は!?)

この記事では矯正治療中に行うゴムかけについて説明します。ご興味のある方は是非ご覧になってください。

「ゴムかけ」とは

「ゴムかけ」とは矯正器具についているフックのような部位にゴムを自分自身で引っ掛けてもらうことをいいます。

ゴムかけは矯正期間中ずっと行われるものではなく、矯正中の一部の期間だけ行うことが多いです。またすべての人に適用されるものではなく、必要に応じて選択されるものです。

このゴムかけは患者さん自身の協力が不可欠な治療法であり、その人のやる気と根気が非常に重要になりますので、あまり施術に協力的でない人や施術を理解していない人では効果が出にくい可能性があります。

口の中の装置にゴムをかけることにはじめは慣れないで時間がかかってしまうかもしれませんが、徐々に慣れてスムーズに自分自身で装着することが出来る方がほとんどですのでご安心ください。

ゴムかけの目的と注意点

ゴムかけの目的はゴムの力で歯を動かすことです。ゴムかけに使われるゴムは「エラスティックス」と呼ばれ、そのサイズや強さ、ゴムのかけ方もいろいろあります。基本的な1日の装着時間は18時間以上となっていますが、場合によっては夜だけなどの指示を受けることもあり個人差があります。担当医からの指示を守りゴムかけを行うようにしましょう。

外している時間が長くなってしまうと、期待されていた効果が見られず治療期間が長引いてしまう可能性があります。なぜ、長い時間の装着が必要かというと、矯正されて動いた歯は「後戻り」するからです。ゴムで引っ張って動かした歯は、ゴムを外すと徐々に元に戻ります。審美性が気になり、仕事や学校では付けられないという場合もあるでしょう。しかし、外出中は絶対に付けない、睡眠中だけ使用するなどの使用方法では、充分な装着時間が得られているとはいえません。

またゴムは食事や歯みがきの際には外すので、その都度ご自身で交換していただくことになります。ゴムはつけ外しの際に新しいものに交換しましょう。ゴムの力が弱まってしまったものを使用しても効果が弱まってしまいます。期間中は注意を守ってきちんとゴムかけを行うようにしましょう。

ゴムかけを始めてから数日はゴムがかかっている歯が痛むことがあります。ここで勝手に中断してはいけません。一時的に痛みから解放されても使用を再開すればまた痛みを感じます。始めは痛みがあっても徐々に痛みは無くなっていくのが一般的です。痛みが続きどうしても気になる場合は担当医に相談しましょう。

「ゴムかけ」の期間はどれくらい?

期間としてはそれぞれのお口の中の状態、ゴムのかけ方によって異なりますが、だいたい数か月間であることが多いです。装着時間が短かったり、無意識の癖があったりすることなどが原因で歯が動きにくいと、これよりも長くかかることもあります。

以下で、代表的な方法を紹介します。

  • II級ゴム

上顎前突(出っ歯)の矯正などによく使用されます。

おもに上顎前歯の舌側移動、下顎臼歯の近心移動を目的として、上顎前歯群から下 顎臼歯を牽引するときに用います。 

  • III級ゴム

受け口の矯正などに用いられます。

おもに下顎前歯の舌側移動、上顎臼歯の近心移動を目的として、下顎前歯部から 上顎臼歯に向かって掛け使用されます。

  • クロス・エラステック

交叉咬合の治療を目的として、上下顎にわたり交叉して使用されます 。

  • アップ・アンド・ダウン・エラスティック

開咬の治療や歯の挺出の目的で用いられます。

口の開閉や見た目に影響するのでストレスに感じるかもしれませんが、ゴムかけは患者さん自身の協力の欠かせない矯正治療を受ける上で重要な施術の一つです。ゴムかけをしっかり行うかどうかで矯正治療の仕上がりや、治療期間にも大きく影響します。装着時間が短かったり、自己判断で勝手にやめてしまったりすると、歯が思うように動かなかったり噛み合わせのズレが残ってしまったりします。意義や方法についてきちんと理解して、担当医の指示通りに正しく行うようにしましょう。

いかがでしたでしょうか。この記事では矯正の「ゴムかけ」について解説しました。他の矯正の記事も是非読んでくださいね。

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