むし歯が急激に進む理由
こんにちは、こむら小児歯科・矯正歯科です。
この記事では、むし歯が急激に進んでしまう方の特徴について、ご説明しています。
生活習慣や食生活でむし歯になりやすいか・進行しやすいかが変わります。
最後までお読みいただき、むし歯予防の参考にしていただけますと幸いです。
当院のむし歯治療
日ごろより、むし歯予防やむし歯治療のために、当院が皆さまにお伝えしていることや行っていることがあります。
- 注意して歯磨きしてもらいたい場所をご一緒に確認
- フッ素入り歯磨き粉使用のご提案
- 定期的な歯科検診のご案内
- 適切な食生活のアドバイス
- 必要に応じて予防的な処置の検討
しかし、急激に進行するむし歯の場合は、歯を大きく削る治療が必要になるため、当院ではご対応できません。
永久歯のむし歯が深くなった場合は、高品質の材料と高度な技術が必要になりますので、歯科すやま▶さんをご紹介させていただいております。
ご不便をおかけいたしますが、あらかじめご了承いただきますようお願い申し上げます。
むし歯が急激に進んでしまう理由
1. 生活習慣
- 食生活の変化(甘いものや酸性の飲食物の摂取増加)
- 不規則な食事時間
- 就寝前の飲食習慣
- 頻繁な間食をする
- 甘い物を好んで食べる
- 歯磨きが不十分
- 就寝前の歯磨きをしない
2. 歯の形状と配列
- 歯と歯の間のスキマが狭い
- 歯の溝が深い
- 歯並びが整っておらず、歯ブラシが届きにくい
3. 唾液の性質
- 唾液の量が少ない
- 口の中が酸性に傾いている
むし歯になりにくい人は唾液の分泌量が多く、アルカリ性が強い傾向があります。
※唾液には自浄作用や再石灰化作用がありますが、その作用には個人差があります。
4. 口腔内の細菌
- むし歯の原因となる細菌(ミュータンス菌など)が多い
むし歯になりにくい人のお口の中は、有害な細菌が少なく、口腔内の細菌バランスが良いことが多いです。
5. 遺伝的要因
- エナメル質が薄い
- 歯の形成に関わる遺伝子の変異がある
- 口の中が酸性に傾いている
むし歯になりにくい人は、エナメル質が厚くて強く、また歯の形成が良好なことが多いです。
6. 口腔ケアの問題
- 歯磨きの回数の減少
- 歯磨き時間の減少
- 歯磨きの方法が適切でない
- フロスや歯間ブラシをつかっていない
7. ストレスや体調の影響
- 服薬による口腔内の乾燥
- 全身の免疫力低下
- ストレスによる唾液の減少
まとめ
むし歯の進行には、生活習慣から遺伝的要因まで、様々な要因が複雑に関係し合っています。
特に、お子様の場合は成長期特有の生活リズムの乱れや、食習慣の変化が重なりやすい時期です。
ご家庭での正しいケアと生活習慣の改善を心がけましょう。