歯列矯正中(インビザライン)のゴムかけの効果、期間は?
こんにちは、大阪府豊中市のこむら小児歯科・矯正歯科です。
この記事では矯正治療中に行う「ゴムかけ」の目的や方法についてご説明します。
大阪府の豊中市役所東400mにある「こむら小児歯科・矯正歯科」です。
「できるだけ削らないむし歯治療、できるだけ小臼歯を抜かない矯正治療」は1995年の開業時から変わらない私たちの原則です。
「ゴムかけ」とは
ゴムかけは、矯正器具に取り付けられたフックやボタンにご自身がゴム(エラスティックゴム)を装着する治療法です。この方法は、ずっと行うものではなく、矯正期間のうち一部の期間に限られることが多いです。また、全ての人に適用されるものではなく、上下の顎や歯のズレが大きい場合に必要になります。
最初は慣れずに装着に時間がかかってしまうかもしれませんが、少しずつ慣れてスムーズに装着いただける方がほとんどです。ご安心ください。
下の青い部分がゴムをかける場所になります(この治療計画はAIが立てたものです。この計画の通りにゴムをかけるとうまく治りません)。
ゴムかけは大切です!
特にこのような出っ歯を治療する場合には、「ゴムかけ」は非常に大切です▶
ゴムは矯正治療の主要な動力源です。 ゴムかけの時間が不十分だと治療が進みません。また、ゴム自体の弾力に加えて、下顎を動かす際にゴムが伸展する力も重要です。
そして、患者様の協力と根気強さが治療の成否を左右します。 ご説明した通りの装着が行われないと、治療効果が得られません。
ゴムかけの目的
ゴムかけで、多くの歯を効果的に動かすことができます。上と下の歯の矯正器具にゴムをかけ、ゴムが引っ張りあう力を利用してかみ合わせを正しい位置に調整します。口を開け閉めすることでより強い力がかかるのです。動かしたい場所や目的に応じてゴムの種類や掛け方を変えます。
装着方法と時間
基本的な装着時間
1日18時間以上です。ただし、夜だけ装着するなど、個人差があります。担当医からの指示通りに装着くださいますようお願いします。
見た目が気になって、仕事や学校では付けられないという場合もあるかもしれません。しかし、ゴムを外している時間が長くなってしまうと、期待されていた効果が得られずにきれいな歯並びにはなりません。
では、なぜ長い時間の装着が必要なのでしょうか?
それは、ゴムが動力源であること。そして矯正されて動いた歯は「後戻り(元の位置に戻ろうとすること)」するからです。ゴムで引っ張って動かした歯は、ゴムを外すと徐々に元に戻りってしまいます。したがって、正しい時間装着いただく必要があります。
食事や歯みがき時は外し、その後新しいゴムに交換
食事や歯みがきの際には外していただき、その都度ご自身で交換してください。ゴムの力が弱まってしまうと、歯列矯正効果が弱まってしまうので、新しいゴムにつけ替えるようにしましょう。また、ラテックスアレルギーがなければ、ラテックスゴムの方が効果があります。
注意点
・ゴムかけをスタートして数日のうちは、ゴムがかかっている歯が痛むことがあります。ゴムを外すと一時的に痛みは和らぎますが、使用を再開すればまた痛みだします。一般的には、始めは痛みがあっても徐々に収まります。もし痛みが続く場合は、担当医に相談しましょう。
・外出中は絶対に付けられない、睡眠中だけの使用などで充分な装着時間が得られない場合などは、「インプラントアンカー」が必要になります。
「ゴムかけ」の期間はどれくらい?
人それぞれなので具体的な期間をお伝えできませんが、最低でも上下の歯のかみ合わせが正しくなるまでの間はゴムかけが必要です。
患者さまそれぞれのお口の中の状態、ゴムのかけ方によって異なります。装着時間が短かったり、無意識の癖があったりして歯が動きにくいと、長期にわたるケースもあります。
場合によっては治療開始から終了までゴムかけが必要となることもあります。
ゴムの種類と用途
- II級ゴム: 出っ歯の矯正に使用。おもに上顎前歯の後方移動、下顎臼歯の前方移動を目的として、上顎前歯群から下顎臼歯を牽引するときに用います。
- III級ゴム: 受け口(反対咬合)の矯正に使用。おもに下顎前歯の後方移動、上顎臼歯の前方移動を目的として、下顎前歯部から 上顎臼歯に向かって掛け使用されます。
- クロス・エラスティック: 交叉咬合の治療に使用。上下顎にわたり交叉して使用されます。
- アップ・アンド・ダウン・エラスティック: 開咬の治療や歯の挺出に使用。開咬の治療や歯の挺出の目的で用いられます。
まとめ
矯正期間中のゴムかけは、口の開閉や見た目に影響するのでストレスかもしれません。しかし、矯正治療それ自体が患者様ご自身の協力が欠かせないもので、特にゴムかけは重要な施術の一つです。ゴムかけをしっかり行うかどうかで、矯正治療の仕上がりや、治療期間にも大きく影響します。装着時間が短かったり、自己判断でやめてしまったりすると、歯が思うように動かなかったり噛み合わせのズレが残ってしまうこともあります。
また、ゴムかけが奥になればなるほど、装着が難しくなっていきます。何回トライしてもゴムがかけられない場合はそのままにせず、ぜひご相談ください。またゴムかけにより痛みを感じる場合も、ご無理なさらずゴムを外してご相談ください。
ゴムかけの大切さや方法についてきちんと理解して、担当医の指示通りに正しく行うようにしましょう。
インビザライン公式HPに掲載されました!
こむら小児歯科・矯正歯科でインビザライン・システムによる歯並び治療を行ったケースが2018年にインビザライン公式サイト:Align Global Galleryに#591番、Dr T. Komuraとして世界で591番目、大阪府では3番目に掲載されました▶
インビザライン・ファカルティとは、米国アライン・テクノロジー社公認の講師の資格で、日本全国で約20名の歯科医がファカルティ(指導医)として認定されています。
インビザラインの診断や治療技術、治療経験などについてセミナーを通して他のインビザラインドクターに指導しています。
当院では院長が立てた計画をインビザライン・ファカルティに監修していただくことで「本物のインビザライン」をご提供致します。
2022年にインビザライン社のプラチナステータス
そして2023年にはプラチナエリートステータスを取得しました。
1. お電話の方はこちらからご予約ください▶ 0120-55-8249
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(日曜日は月3回、矯正のみ診療 10:00~12:40)
◎当院は完全予約制です。ご来院前に0120-55-8249 or 15:30までのネット予約にて、ご予約を必ずお願いします(電話受付は平日は18時まで、土曜日は17時まで)。
当医院では、1995年より小児歯科+矯正歯科として、強い歯を育て、美しい歯並びを造り、守ってまいりました。
これまで13500人以上のご来院があり、矯正においては1900人以上です。
2010年頃から こどもさんのむし歯が少なくなり、インビザライン矯正をご希望される方が増えたため、現在では予防歯科+矯正歯科が私たちのメインの仕事になっています。
当医院は岡町駅(阪急宝塚線)から東へ徒歩12分です。医院前に4台、医院の東隣にある白い大きな家の地下に3台の駐車場(ノーマルのアルファードの車高OK)があります。
桃山台、緑地公園、宝塚、箕面、茨木、吹田、伊丹、少路など、近隣以外からの患者様もいらっしゃいます。