矯正治療のリスクと副作用

こむら小児歯科・矯正歯科のサイトはこちら▶

矯正治療には様々な利点がありますが、体の他の部分の治療と同様に、患者様の固有の口腔状態やその他の要因による治療の限界があることをご理解ください。

矯正治療の目的は“きれいな歯並び”と“噛みあわせの確立”です。しかし、成長または発育過程での問題、患者さんの協力度、重度の不正咬合といった要因によりこの目的を達せられない場合があります。

これは歯を動かすということが生物学的な要素とかかわりがあるからです。歯の位置は生涯にわたって変化し続けます。これは矯正治療の経験の有無に関わらず、ほとんどの方にあてはまる事実です。矯正治療完了後の患者さんも、治療をされていない方と同様に歯並びが変化します。加齢に伴い、矯正治療後の歯並びの多少の変化を自覚されるかもしれません。治療前にかなりの叢生(ガタガタした歯並び)があった方には特にこの変化が見られやすいのが事実です。通常、多少の生理学的な歯並びの変化によって噛み合わせに異常をきたすことはありません。好ましくない変化がみられる場合には治療後、長期にわたるリテーナー(保定装置)の使用が必要となる場合があります。

1.歯の痛み
矯正装置の装着直後や、調整直後から数日間は歯の不快感や多少の痛みを感じることがあります。特に食事の際に痛みを感じることがありますが歯が動く正常な反応なので心配ありません。症状によっては鎮痛剤を服用していただきますが、通常は時間経過と共に消失していきます。長期間に及ぶ場合はお申し出下さい。

2.虫歯、歯周病、脱灰(初期虫歯)
治療中はきちんと歯や歯肉の手入れをしなければ、歯の脱灰化、う蝕(虫歯)、歯周病が発生することがあります。良好な口腔衛生状態を保ち、プラーク(歯垢)を除去することが必要不可欠です。食間のスナックはなるべく控えてください。場合によっては治療期間が延びてしまうことがあります。

3.口内炎
頬粘膜・口唇・舌などにできることがあります。お渡しする塗り薬や装置をカバーするワックスで対処して下さい。
塗り薬やワックスが不足、または症状が悪化した場合はお申し出下さい。

4.発音障害
上顎にかかる装置や床装置使用の際、慣れるまでサ行・タ行・ラ行が話しづらくなることがあります。

5.根尖の吸収、歯肉退縮、ブラックトライアングル
矯正による歯牙移動により、根尖が吸収して丸くなること、歯肉退縮がおこりブラックトライアングルが出来ることがあります。

6.歯髄炎
ごく稀に歯が壊死(歯の神経が死んでしまうこと)することがあります。これは矯正治療をしなくても受傷した歯や、大きく深い充填物(詰め物)が入っている歯にも起こりえることです。壊死している歯が矯正前に診断、治療されなかった際、治療中に痛みが出ることが
あります。この場合、歯を維持し治療を継続するために歯の神経の治療が必要になります。

7.顎関節症
すべてのケースで起こるわけではありませんが、治療の内容や過程で、開口障害・頭痛・耳鳴り・筋の硬直などが生じることがあります。

8.抜歯について
当院では可能な限り非抜歯での治療をして行っております。 しかし歯と顎のバランスが取れない場合は抜歯による治療を選択することもあります。その場合は処置歯や問題のある歯を抜歯するように考慮いたしますが、やむを得ず健全歯を抜歯することもあります。
また治療に支障をきたす場合、まだ萠出していない「親知らず」を抜歯する事があります。抜歯は専門医にご依頼します。

9.治療期間
歯が動くスピードには個人差があるため、治療期間が予定より変更されることがあります。また、治療期間は患者さんの協力度によっても変わってきます。

10.後戻り
治療後、歯は元の位置に戻ろうとする傾向があります。
そのため、装置除去後にリテーナー(保定装置)で後戻りを最小限に抑えます。リテーナーはキレイな歯並びを保つためにとても大切です。 使用方法や時間については保定開始時に再度ご説明しますので必ず指示に従ってください。

こむら小児歯科・矯正歯科のサイトはこちら▶