学校歯科検診で「シーラントを」と書かれて来院されるご家族が多いため、当院での運用をまとめます。
目次
お子さまの歯のご相談はお気軽に
LINEで相談する1. シーラントとは
奥歯の噛む面の深い溝を、歯に近い色の素材で埋め、虫歯になりにくくする予防処置です。歯を削らずに行います。
奥歯の溝は歯ブラシの毛先が届きにくく、虫歯の入り口になりやすい部位です。シーラントで蓋をすることにより、フッ素の働きと合わせて予防に役立ちます。
2. 当院で用いる素材
当院では セメントシーラント (グラスアイオノマー系) を用いています。フッ素を徐々に放出する性質があり、歯質の強化に長く働きます。萌出途中の歯にも適応しやすい素材です。
3. 対象になる歯と時期
主な対象は、6 歳臼歯と12 歳臼歯です。乳歯の奥歯にも適応となる場合があります。歯が完全に生え終わる前で、まだ虫歯になっていない時期が、もっとも良いタイミングです。
4. 施術の流れ
- 対象の歯のクリーニング
- シーラントを塗布し、溝を埋める
- 固まったところで噛み合わせを確認
痛みを伴わず、麻酔も使いません。1 本あたり数分で終わります。
5. 保険適用と料金
萌出途中で虫歯になっていない永久歯の小臼歯・大臼歯に対して、保険適用となる場合が一般的です。条件は保険ルールの改定によって変わります。
当院での自己負担の目安は次のとおりです。
| ご利用される証 | 自己負担額 |
|---|---|
| 乳幼児医療証 (子ども医療証) | 1 回 500 円 (月 2 回まで) |
| ひとり親家庭医療証 | 1 回 500 円 (月 2 回まで) |
| 豊中市教育委員会発行の医療券 | 無料 |
月 3 回目以降のお取扱や、医療証をご利用にならない場合は、受付でご確認いただけます。
6. 剥がれた時の対応
シーラントは噛む力や食事で少しずつすり減ります。次の 2 つのタイミングで確認し、必要であれば再施術を行います。
- 定期検診の際に確認
- ご家族が「とれたかも」と気づかれた時 (検診を待たずにご来院ください)
7. 判断の観点
すべてのお子さまに一律で行うのではなく、歯の溝の状態、これまでの虫歯の傾向、歯磨きの習熟度、フッ素応用の併用状況などをふまえて判断しています。
8. ご相談はお気軽に
学校検診で「シーラントを」と言われた、ご家庭で気になる、などのご質問は、定期検診の際にお伝えください。
