矯正と保険 子供の歯の矯正に保険はきくの?補助金はあるの?

矯正と保険 お子様の歯並びが気になる方へ
お子さんの歯並びが気になる方は多いのではないでしょうか。
しかし、その費用の高さから治療を始めることを躊躇されている方もまた多いのではないでしょうか?
そこで今回は、子どもの歯の「 矯正と保険 」についてや、保険とは少し違う「 医療控除の適用 」、そのほか矯正費用を抑える方法についても詳しくご説明いたします。ぜひ参考にしてみてください。
注:病院に行く際によく耳にする「保険」とは、公的な医療保障制度である健康保険のことを指します。
矯正と保険 は 相性が悪い
結論から言ってしまうと、矯正治療において健康保険が適用されることはほとんどありません。
その理由は、歯並びが悪くても噛み合わせが悪くなければ「見た目だけの問題であり、病気とは言えない」と判断されてしまうからです。
例えば、歯並びが悪いことで将来歯周病のリスクが上がる場合について考えてみましょう。
あらかじめ病気を予想して矯正治療を行うことは「予防行為」とみなされます。
予防接種が保険の適用外であるのと同じで、病気になってから適用される「健康保険」では、矯正治療をカバーできないのです。
加えて、歯並びの矯正というのは、やはり審美面の改善という側面が強いです。
これも美容外科と同じで保険適用されない理由のひとつです。
実際、 歯並びが良くても嚙み合わせが悪い という方もおられますので、歯並びやかみ合わせについて「ここからは病気です」という明確な線引きができないのです。
▼保険が適用される小児矯正もあります
一部の症例に限っては、保険適用される小児矯正も存在しています。具体的には、先天的な病気が原因の顎変形症や顎骨の発育不全、多数歯に及ぶ欠損などです。これらは外科矯正などを実施して現状を改善しなければ、非常に咬みにくいため、保険が適用されます。
例えば、唇顎口蓋裂、顎変形症、鎖骨頭蓋異骨症といった病気の症状として、かみ合わせが大きくズレていて、明らかに機能的に支障があるため健康保険を適応することができます。
▼歯列矯正で保険適用になるケースについて
国が認めた疾患に当てはまる場合疾患による嚙み合わせの異常であるとされた場合は、歯列矯正に保険が適用されます▶
jos.gr.jp/facility
小児矯正を受けることで、トータルの料金が少なくなる
前期治療である小児矯正に保険が適用されないのであれば、全部永久歯になってから開始した方が、費用を安く抑えられそうなものですが、一概にそうとも言えません。
小児矯正(前期治療)では、成長を利用して「骨格的な問題から」ダイナミックに改善することができます。小児矯正を受ければ、歯並びを細かく整える歯列矯正の難易度が下がり、抜歯が不要になったり、治療期間を短縮できたりするなどのメリットが得られます。
一方、大人になってから大幅な骨格の改善が必要だと分かった場合、難しい治療や外科矯正が必要になる場合があるのです。
お子様の時期に最低限必要な治療をやっておけば、治療における選択肢が広がります。
保定期間は長くはなりますが、大人になってから仕上げの矯正だけできれいな歯並びを得ることが可能になります。
こむら小児歯科・矯正歯科では小児矯正の費用は比較的低く設定し、できるだけ多くの方々に小児矯正を受けていただきたいと思っています▶︎
保険以外で歯列矯正の費用を安くする方法
▼医療費控除を利用する
医療費控除は、最高で200万円までが控除の対象となります。歯列矯正治療で支払った料金や、通院にかかった交通費などにも適応されます。 矯正については医療費控除が利用できます。▶
医療費控除を受けるためには、翌年の確定申告期間に、近くの税務署へ書類を提出する必要があります。
ちなみに医療費控除が受けられる治療はこちらです▶ どうしてこういう線引きなのかを聞かれることはありますが、町の歯科医には正直なところわかりません。
保険については厚生労働省ですし、医療費控除については財務省が管轄ですからそちらにお問い合わせ下さい。
▼高額療養費制度を利用する
高額療養費制度の上限額は、本人の所得や年齢によっても変わります。高額療養費制度については、健康保険組合に申請書を出さなくてはいけません。期間も決まっているので問い合わせてみましょう。
▼分割払いを利用する
こむら小児歯科・矯正歯科では10万円以下の金額は5回以内、10万円を超える金額は10回以内の分割が可能です。(お利息はかかりません。)均等払いでなくても大丈夫です。
▼デンタルローンを組む
この方法は治療費を安くするというよりは、支払い1回あたりの負担を軽くするものです。
当院ではお支払いにクレジットカードや金利3%のローンによる最大で84回分割が可能です。
当院では、
このように、子どもの矯正治療には原則的に保険が適用されません。けれども、顎の骨の発育期に適切な治療を受けることで、矯正にかかるトータルの費用を抑制することにはなります。お子様の歯並びでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
まとめ
このように、子どもの矯正治療には原則的に保険が適用されません。
しかし、顎の骨の発育期にその状態・程度に応じて、タイミング良く、適切な治療を受けることで、矯正にかかるトータルの費用を抑制することにはなります。
また、医療控除やデンタルローンの利用といった「保険以外の制度」もご利用いただくことで、皆様が思うより費用が抑えられる可能性があることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
ぜひこの記事を参考に、お子様の矯正治療について考えてみてください。
その他、お子様の歯並びでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
大阪府の豊中市役所東400mにある「こむら小児歯科・矯正歯科」は、1995年の開業時から「削りすぎの虫歯治療、抜きすぎのワイヤー矯正治療」に疑問を感じ、「多くの人にとって正しい歯科医療とは何か?」をずっと考えてきました。
マウスピース矯正は、床矯正と同じで簡単そうに思われていますが、奥歯の移動が必要なケースでインビザラインGO(奥歯を動かせないタイプ)を選択してしまったり、たとえ1本の歯の移動であっても歯科医が移動の指示を間違えてマウスピースを作製すると治療はうまく進みません。多くの矯正歯科医院がマウスピース矯正を行っていない理由がこの辺りにあります▶
こむら小児歯科・矯正歯科でインビザライン・システムによる歯並び治療を行ったケースが2018年にインビザライン公式サイト:Align Global Galleryに#591番、Dr T. Komuraとして世界で591番目、大阪府では3番目に掲載されました▶

インビザライン・ファカルティとは、米国アライン・テクノロジー社公認の講師の資格で、日本全国で約20名の歯科医がファカルティ(指導医)として認定されています。
インビザラインの診断や治療技術、治療経験などについてセミナーを通して他のインビザラインドクターに指導しています。
当院では院長が立てた計画をインビザライン・ファカルティに監修していただくことで「本物のインビザライン」をご提供致します。
2022年はインビザライン社のプラチナステータスを取得しました。

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また当医院では、1995年より小児歯科+矯正歯科として、強い歯を育て、美しい歯並びを造り、守ってまいりました。
これまで13500人以上のご来院があり、矯正においては1900人以上です。
2010年頃から こどもさんのむし歯が少なくなり、インビザライン矯正をご希望される方が増えたため、現在では予防歯科+矯正歯科が私たちのメインの仕事になっています。
当医院は岡町駅(阪急宝塚線)から東へ徒歩12分です。医院前に4台、医院の東隣にある白い大きな家の地下に3台の駐車場(ノーマルのアルファードの車高OK)があります。
桃山台、緑地公園、宝塚、箕面、茨木、吹田、伊丹、少路から来られる方もおられます。