矯正歯科で抜歯してから穴や隙間が埋まるまでどれくらいの期間が必要?

大阪府の豊中市役所東400mにある「こむら小児歯科・矯正歯科」は、1995年の開業時から「削りすぎのむし歯治療、抜きすぎの矯正治療」に疑問を感じ、「多くの人にとって正しい歯科医療とは何か?」をずっと考えてきました。

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矯正で抜歯後のスキマや穴がどのくらいで埋まるの?

抜歯した場所や歯の動かし方、ガタツキ具合によって、すきまが閉じるまでの期間は大きく異なります。

矯正治療で抜く対象となることの多い小臼歯部分(4、5番目の歯)は、スキマが埋まるまで大体1年〜1年半ほどかかります。

歯は1ヶ月に約1mm程度動くと言われています。しかし、歯根の長さや骨の緻密度によっても大きく異なります。また動きには個人差があるため、動きやすい人や動きにくい人もいます。

すきまについては、患者様の状態だけでなく、歯科医の診断の精度や技術でも違ってきます。

また、上下の歯の幅のバランスが合っていないような場合には、スキマが残る場合もあります。

*歯根を動かすのには時間がかかる

抜歯空隙(くうげき=スキマ)を閉じるステージは大きく分けて2つに分かれます。

① でこぼこや出っ歯を治すために歯を傾けながら動かすステージ

このステージでは、歯根の先の動きは少ないため、早いスピードで歯を動かす事ができます。ワイヤー矯正治療の最初は、速く歯が動きますが、この移動が先行しているからです。

② その後に残ったスキマを歯の根も移動させて閉じるステージ

このステージは歯根の先が動く量が多くなります。歯ぐきの中の骨が再生されながら歯根が動くので非常に時間がかかります。同じ距離を動かすのに歯を傾ける移動の4倍くらいの時間を要します。

*抜歯隙間がなかなか閉じない理由は?

① 根の先の移動に時間がかかる

たった1mmの空隙閉鎖でも歯の根を動かす場合は、半年以上かかる事もあるのです。

特に下の前から5番目である下顎第二小臼歯を抜歯した場合は、抜歯したあとのスキマの閉鎖に時間がかかります。

これは、「隣の第一大臼歯の根の先の移動に長期間かかる+下顎は上顎と比較して骨が硬い」からです。

② 深く咬みこんでいると動かない

歯を傾けて早く上のスキマを閉じようとするとラビッティング(上の前歯が必要以上に内側に傾いてしまうこと)が起こって前歯の嚙み合わせが深くなってしまい、移動が制限されて、よけいに時間がかかってしまうケースもあります。

③上下の歯の幅のバランスが合わない

例えば、下の歯の幅に比べて上の歯の幅が小さいと下がきれいに並んだ時に上の歯のスキマは閉じません。

こういう時は下の歯の幅をヤスリで少し削って小さくして歯列を絞る必要があります。

早期治療が重要です

このように抜歯しただけできれいに治るわけではなく、細かく歯の幅を削ったりする必要もあるわけです。

抜歯しないといけないケースを減らすために、お子さんの間に早期治療である程度改善しておくことが大切です。

根本的な問題として、「小臼歯を抜歯せずに治せたのかもしれない」という可能性もあります。

「口元が出ている。」、「歯がわずかにガタガタしている」を改善するために小臼歯を抜歯してワイヤー矯正を開始したが、矯正中に上下の歯列が拡大したため、結果的にスペースが余った可能性もあります。

また口元を下げるために前歯を後方に下げた結果、舌の可動域が狭くなれば、舌が元の位置を取ろうとして前歯を押して歯と歯の間にスキマができるのは、ある意味仕方ありません。

現在ではデジタルスキャンで精度が高い測定ができるようになったため、以前なら小臼歯を抜歯して治療していたケースでも、マウスピース矯正で奥歯を後ろに動かして、いくつかの歯の幅をヤスリで少し削ることで非抜歯で治療できる可能性が非常に高まりました。(注:親知らず等はあらかじめ抜歯が必要です)

豊中市のこむら小児歯科・矯正歯科でマウスピース矯正したケースは、マウスピース矯正のNo.1であるインビザラインの公式サイトであるAlign Global Galleryに掲載されています小臼歯抜歯矯正治療を選択する前に一度、当院にご相談いただければ幸いです▶。


マウスピース矯正は、床矯正と同じで簡単そうに思われていますが、奥歯の移動が必要なケースでインビザラインGO(奥歯を動かせないタイプ)を選択してしまったり、たとえ1本の歯の移動であっても歯科医が移動の指示を間違えてマウスピースを作製すると治療はうまく進みません。

こむら小児歯科・矯正歯科でインビザライン・システムによる歯並び治療を行ったケースが2018年にインビザライン公式サイト:Align Global Galleryに#591番、Dr T. Komuraとして世界で591番目、大阪府では3番目に掲載されました▶
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インビザライン・ファカルティとは、米国アライン・テクノロジー社公認の講師の資格で、日本全国で約20名の歯科医がファカルティ(指導医)として認定されています。
インビザラインの診断や治療技術、治療経験などについてセミナーを通して他のインビザラインドクターに指導しています。
当院では院長が立てた計画をインビザライン・ファカルティに監修していただくことで「本物のインビザライン」をご提供致します。

2022年度はインビザライン社のプラチナ ステータスを取得しました。


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