できるだけ削らない治療

大阪府の豊中市役所東400mにある「こむら小児歯科・矯正歯科」は、1995年の開業時から「削りすぎのむし歯治療、抜きすぎの矯正治療」に疑問を感じ、「多くの人にとって正しい歯科医療とは何か?」をずっと考えてきました。

覆髄について(すべてのデータの著作権はこむら小児歯科・矯正歯科に所属します)

歯髄を保護するために行われる治療である覆髄について今回ご説明します。

はじめに

むし歯が大きくなって「痛み」が出てきてしまったら、神経を取る必要性が高まりますが、程度によれば神経を取らずに済む可能性は十分にあります。

一言で「むし歯」と言っても進行の程度で症状や治療法が大きく変わってきます。

歯髄が非可逆性(元に戻らない)の炎症を起こしていると抜髄(歯髄を完全に除去する術式)が必要となることが多いですが、抜髄を行なった場合、残念ながら歯の寿命がかなり短くなることが統計データからわかっています。長期的に考えたら歯髄を残すことは歯自体を残すことに繋がるのです。

※ 痛みを伴う不可逆性の歯髄炎になったら「神経を取る=抜髄」が必要になります。

むし歯が神経の近くまで及んでいたり、むし歯の治療中に歯髄が露出(露髄)したりしても、歯髄の状態が良ければむし歯をとった穴に薬を詰めて、外部からの刺激を遮断して歯髄を保護します。その治療を覆髄(ふくずい)といいます。直接覆髄法間接覆髄法に分けられます。覆罩法(ふくとうほう)もいわれます。

*間接覆髄法

う窩(むし歯の穴)が深く、むし歯治療が髄角や歯髄腔に近い部分まで及んだ場合に行います。

目的:

歯髄に加わる刺激を遮断して歯髄の炎症を鎮めて保護し、また再石灰化を期待して、さらに修復象牙質、二時象牙質の形成を促進すること。

方法:

間接覆髄剤(水酸化カルシウム製剤)を貼付し、さらに仮封し、経過を観察 する。

*直接覆髄法

大きな虫歯でも神経を残す治療

直接覆髄法とは、⾍⻭が深く神経が多少露出してしまっている場合でも、露出した神経を薬剤で直接覆うことで神経を保護する治療法です。むし歯に感染した象牙質除去後の窩洞で偶発的に露髄(歯髄が外部に露出)したものに対して、露髄が小さくかつ細菌感染がないものに、歯髄保護とデンティン・ブリッジ形成(象牙質の再生)を導くために行います。

直接覆髄の適応

・偶発露髄(歯を削っている最中に起こった露髄)

・細菌感染が起こっていないもの

・露髄面の直径が2mm以下のもの

実際に歯髄に細菌感染が起こっているかどうかの確認は難しいため、歯の診査による歯髄炎の症状で、判断することになります。また、覆髄後は充分な期間の経過観察をして、歯髄炎の症状の経過の確認が必要になります。

直接覆髄法のメリット

①できるだけ歯を削らずに治療できる

⻭の神経を取る治療では、どうしても便宜上⻭を⾍⻭のサイズよりも⼤きく削らなくてはなりません。神経を保存できれば⻭を削る量も最⼩限で済むので、⾃分の⻭をなるべく保つことができます。

②神経を保存し歯の寿命を伸ばせる

神経を抜いてしまうと歯の削除量の増加や修復物の影響により⻭が折れやすくなってしまいます。⻭の寿命を伸ばすには、⻭の神経があるかどうかがとても重要なのです。

③神経近くまで達している虫歯にも使用できる

神経が細菌に感染していなければ、⾍⻭が深くても神経を保護してあげれば保存が可能です。殺菌効果と⻭の修復の補助効果があるので、神経の保存の可能性を⾼めてくれます。

直接覆髄法のデメリット

①治療後にしみることがある

治療の過程で、神経近くの⾍⻭を取ったり薬を⼊れたりと⻭に刺激を与えるので、⼀時的に神経が過敏になることがあります。しかし、この症状は徐々に落ち着いてきます。

②症状が出ている場合は使用できない

⾍⻭のある⻭に持続的な強い痛みがある場合には、神経が細菌に感染し炎症が起こっています。その場合には、根の先端まで神経を取らざるを得ません。

③神経が死んでいる場合は使用できない

神経がすでに細菌感染して死んでしまった場合には、神経は元に戻りません。神経を取り、きれいに⻭の中を掃除する治療を⾏う必要があります。

さらに⻭⾁を下げなくてはならないほど⾍⻭が進⾏しているケースや⻭根破折を起こしているケースでは治療の適応とはなりません。

④保険外の治療となる

保険が適⽤にならないため、治療は自由診療となります。

*暫間的間接覆髄法

露髄の可能性が大きいと事前に判断された場合、暫間的間接覆髄法を行うこともあります。むし歯によるう窩(むし歯の穴)が大きく、むし歯で感染した象牙質 を除去すると露髄(歯髄が外部に露出)してしまう可能性があるときに用いる方法です。露髄した場合、状態がよければ 直接覆髄法で対応できますが、間接覆髄法に比べ、歯髄の予後はよくありません。また、むし歯の状態によっては、痛みは無くても抜髄を行が必要がでてきます。これを避けるため、まず、神経近くの感染した象牙質を一部残したまま、水酸化カルシウム系薬剤を覆髄剤として用いて、数ヶ月程度おいておくことで、歯髄内の象牙芽細胞に刺激を与え、歯髄腔内の第二象牙質の生成を促すことで、軟化象牙質と歯髄の間に健全な象牙質が再生した後に、一部残した感染象牙質を除去します。

【覆髄・覆罩に使用される主な歯科用材料】

・水酸化カルシウム

・グラスアイオノマー

・MTA

・アマルガム

・レジン 等


こむら小児歯科・矯正歯科でインビザライン・システムによる歯並び治療を行ったケースが2018年にインビザライン公式サイト:Align Global Galleryに#591番、Dr T. Komuraとして世界で591番目、大阪府では3番目に掲載されました▶

インビザライン治療について詳しくはこちら▶︎

インビザライン・ファカルティとは、米国アライン・テクノロジー社公認の講師の資格で、日本全国で約20名の歯科医がファカルティ(指導医)として認定されています。
インビザラインの診断や治療技術、治療経験などについてセミナーを通して他のインビザラインドクターに指導しています。
当院では院長が立てた計画をインビザライン・ファカルティに監修していただくことで「本物のインビザライン」をご提供致します。

2022年はインビザライン社のプラチナステータスを取得しました。

1. お電話の方はこちらからご予約ください▶ 0120-55-8249

2. 月火水木の15:30まで(夏休み期間はお電話ください)にご来院の方はこちらからご予約ください

3. 歯並びの問診票はこちらからご記入ください

Follow me!