豊中市の歯科健診などで「カリオスタット」という検査を受けたお子さんの保護者の方から、「この結果はどう見ればいいの?」とよくご相談をいただきます。ここでは、その検査が何を見ているのか、結果をどう受け止めればよいのかを、やさしくご説明します。

目次
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LINEで相談するカリオスタットとは
歯垢(プラーク)を綿棒で少量採り、糖を加えた培地で培養して、むし歯に関わる細菌が「どれだけ酸を作りやすいか」を色の変化で調べる検査です(う蝕活動性試験)。下野らが1976年に開発し、日本で長く使われてきました。黄色に近いほど「酸を作りやすい=むし歯になりやすい傾向」、青緑に近いほど「低リスクの傾向」です。綿棒でぬぐうだけなので、小さなお子さんにも使えるのが特長です。
何がわかる?
お子さんの「むし歯のなりやすさ(リスク)」の“目安”がわかります。色で見えるのでお口の状態を実感していただきやすく、予防のきっかけになります。
大切な注意点(正直に)
これは「リスクの目安」であって、「むし歯があるかないかの確定診断」ではありません。予測の精度は研究によって幅があり、これ一つで将来が決まるわけではありません。「黄色だったからもうダメ」でもありませんし、「青緑だから何もしなくていい」でもありません。
結果が“高め”だったら?
あきらめないでください。むし歯のなりやすさは、毎日の習慣で変えられます。
- 砂糖を「だらだら・頻回に」とらない(量より頻度とタイミングが大切です)。
- 仕上げみがきとフッ素を続ける。
- 気になることは、かかりつけで早めに相談する。
早く知って、早めに手を打つことが何より大切です。
当院では
当院では、年齢やお口の状態に応じた方法で、むし歯のなりやすさや歯ぐきの状態を確認しています(唾液検査「シルハ」など)。豊中市の健診の結果についても、診察のときにお気軽にご相談ください。一緒に、お子さんのお口を守っていきましょう。
出典
- 下野ら(1976)う蝕活動性試験の開発(クインテッセンス出版)
- 予測精度の比較(BMC Oral Health 2025)
- 縦断研究(PubMed)
- 学校歯科保健での応用(日本歯科医学会誌)
