豊中市中桜塚のこむら小児歯科・矯正歯科は、1995年の開院から、正確にむし歯の深さを測定することを大切にしてきました。

「昔はむし歯だらけだったのに、今の子はどうして少ないの?」——そう感じた方は、▶ 現代の子どものむし歯事情(厚労省データ)。まず全体をやさしくつかみたい方は、▶ 小学生でもわかる むし歯予防 から。

親子で通いやすい豊中の小児歯科|こむら小児歯科・矯正歯科

🔄むし歯のなりやすさは、変わる|カリエスリスク

むし歯のなりやすさ(カリエスリスク)は、生まれ持った体質もありますが、生活習慣が変われば、すぐに変わります。

たとえば、小さい頃はむし歯ゼロだった子が、中学生になって突然、大きなむし歯をつくることがあります。自分で食べ物や飲み物を選ぶようになり、間食やスポーツドリンクが増え、仕上げ磨きがなくなる——その時々の暮らしの習慣が、むし歯リスクを変えるからです。

正直にお伝えします。ずっと通っていただき、フッ素を塗っていても、急にむし歯が大きくなることはあります。 定期的な通院もフッ素も、リスクを下げてはくれますが、「もう大丈夫」を約束するものではありません。予防は、貯金できないのです。

だから私たちは、「むし歯ゼロを約束します」とは言いません。できるのは、変化に早く気づき、もし大きくなりかけても、できるだけ小さいうちに見つけて、生活習慣を変えるようにアドバイスすることです。そのために、同じものさしで見続けます。

👀同じものさしで、見つける|検診

検診の役目は、むし歯を「防ぐ」ことよりも、変化に「早く気づく」ことです。だから「黒く見えたら、すぐ削る」という一律の対応はしません。

当院の診断は、ICDAS という国際基準で行います。年に数回通っていただき、デジタル機器で測った数値と、長く積み重ねてきた記録をもとに見ます。感覚ではなく、同じものさしで見るので、誰が診ても、いつ来ても、判断の基準は変わりません。

「黒く見えたら、すぐ削るの?」——そう気になった方は、▶ ICDASとデジタル機器で見極める話 へ。

やさしい検診の様子|豊中のこむら小児歯科・矯正歯科

初期のむし歯(要観察歯・CO)は、すぐには削りません。日本学校歯科医会も、この段階はまず観察するという考え方です。かつては学校検診に要観察歯という区分がなく、削らなくてよい歯まで削られていました。いまは、最小限の介入(MI)が当たり前になっています。

学校で「むし歯なし」と言われても、初期のむし歯は見つかりにくいことがあります。気になるときは、定期検診で補わせてください。

毎年、検診で同じ歯がひっかかってしまう——そんな方は、▶ 毎年、学校検診で引っかかるケース もご覧ください。

🌱削らずに、育てる|再石灰化とフッ素

浅いむし歯は、すぐには詰めません。詰め物を繰り返すと、健康な部分まで少しずつ削ることになり、歯の質が年々減ってしまうからです。

歯は、溶ける(脱灰)と戻る(再石灰化)をくり返しています。間食の回数が多いと溶ける時間が長くなり、少ないと戻る時間を長くとれます。生活のリズムを整えるだけでも、削らずに済む歯は増えていきます。

「削らずに育てる」って、具体的にどういうこと?——そう思った方は、▶ 再石灰化のしくみ へ。

そして、歯を内側から強くするのがフッ素です。この10年ほどでお子さんのむし歯が減った背景には、家庭でフッ素みがきの習慣が定着したことが大きいと感じています。当院では、浅いむし歯はすぐに削らず、濃度を使い分けながら経過を見ていきます。フッ素は強い味方ですが、先にお伝えしたとおり、それだけで防ぎきれるものではありません。

2023年に4つの学会がまとめた、フッ素入り歯みがきの使い方の要点です。

年齢使用量フッ化物濃度使い方
歯が生えて〜2歳 米粒程度(1〜2mm) 900〜1000 ppmF 就寝前を含め1日2回。ごく少量を使い、歯みがき後に軽く拭き取ってもよい。歯磨剤は子どもの手の届かない所に保管。
3〜5歳 グリーンピース程度(5mm) 900〜1000 ppmF 1日2回。みがいた後は軽くはき出す。すすぐ場合は少量の水で1回。量は保護者がつける。
6歳〜成人 歯ブラシ全体(1.5〜2cm) 1400〜1500 ppmF 1日2回。みがいた後は軽くはき出す。すすぐ場合は少量の水で1回。

乳歯が生え始めたら、ガーゼで口のケアの練習を。慣れたら保護者の仕上げみがきを始めます。リスクの高いお子さんには、歯科医師の指示で塗布や洗口を組み合わせることもあります。

フッ素を自宅でどれくらい使えばいいか迷う方は、▶ 濃度と頻度のくわしい話。仕上げみがきのコツを知りたい方は、▶ 小学生の歯みがきで”本当に大切な点”

🍬そもそも、つくらない|甘いものとの付き合い方

むし歯を減らすいちばんの近道は、そもそもつくらないこと。鍵は、3歳ごろまでの食習慣です。

「三つ子の魂百まで」と言うとおり、小さいうちに身についた食の好みは、その後の選び方に長く影響します。中高生になってから気をつけるより、2歳前後から「甘いもの好き」にしすぎない工夫のほうが、ずっと効きます。

なぜ3歳までが大切なのか、もっと知りたい方は、▶ 3歳までが決定的な理由 へ。

砂糖は、WHO が摂取の目安を定めている嗜好品です。依存性が指摘されていて、知らないうちに量が増えがちです。完全に断つ必要はありません。「付き合い方」を、小さいうちから一緒に考えていきましょう。仕上げみがきを高濃度フッ素の歯みがき粉で続けることも、大きな支えになります。

砂糖が体の中でどう働くのか気になる方は、▶ 砂糖の主成分「果糖」と肝臓。「もし放っておいたら、どうなるの?」——その先が気になる方は、▶ むし歯で歯を失う順番 をご覧ください。

健康的なおやつと食習慣|豊中のこむら小児歯科・矯正歯科

🚶はじめ方と、通いやすさ

遅くとも2歳ごろからお越しください。低年齢のお子さんは、平日の午前、ゆったりした時間がおすすめです(午後は疲れて眠くなりがちです)。

はじめは泣いてしまっても、無理に治療はしません。少しずつ慣れてもらいます。治療が苦手な子には、進行をゆるめるお薬で時間をかせぎながら、慣れたところで、必要な分だけ。

「うちの子、泣いて暴れないかな」とご心配な方は、▶ 子どもが歯医者を怖がらないための工夫 へ。なぜ「できるだけ削らない」のか、その考えの根っこを知りたい方は、▶ 8020と削らない理由

阪急岡町駅から徒歩圏内、駐車場7台。豊中市内から通いやすい場所です。歯のことも、歯ならびのことも、同じ日にご相談いただけます。

歯ならびや成長も気になり始めた方は、▶ 小児矯正|適切な開始時期と診断。マウスピース型の小児矯正は、▶ インビザライン・ファースト。付き添いのあいだに、保護者ご自身の歯ならびも、という方は、▶ 大人のインビザライン

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🤝お子さんによって、いちばん合う場所は違います

むし歯は、生活習慣病のひとつです。なりやすさには、体質などの遺伝(約3割)と、食習慣や環境(約7割)が関わります。変えられる部分は一緒に整え、変えられない部分には、それに合った備えをします。

「うちの子は、むし歯になりやすいのかも」と感じる方は、▶ むし歯はなぜ人によって違うのか(遺伝と生活習慣) へ。

ただ、むし歯がとてもできやすい、進行が早い、大きくなってから初めて来られた——そうした場合は、予防を中心とする当院のやり方では力が及ばないことがあります。そのときは、その子にいちばん合う先生にお任せするのが、いちばん良い結果につながると考えています。近くのクラガノ歯科さんビーバー小児歯科さんすぎもと歯科さん、あるいは大学病院にご紹介しています。