小児矯正
=土台の矯正
自然な美しい笑顔のために
教科書にない予防矯正
前期治療について
部分矯正について
矯正の進み方
すき間がある・すきっ歯のように、何もしなくても自然に治る歯並びもあります▶︎
しかし、ハの字に生えている ガタガタしている 受け口等は、トレーニングだけでは治らない場合がほとんどです。
★当院は、床矯正、プレオルソ、マイオブレース、ワイヤー矯正、インビザライン、咬合誘導(小児矯正:Occlusal guidance )、成人歯列矯正のすべてにおいて10年以上、きれいでバランスの良い歯並びの実績▶があります。
オーダーメイドのインビザライン治療と規格品を使うワイヤー矯正は全く違います。
インビザラインを使用すると、ワイヤー矯正では小臼歯を抜歯しないといけなかったケースが、インビザラインでは非抜歯で治療可能になる場合も多いです。
精度と安全性が段違いなので、私たちが友人や親戚を治療するとしたら、もうワイヤー矯正は使いません。
専門医での小児矯正で土台を直しておけば、将来の選択肢が増えます。
子どもの時しかできない小児矯正を多くのご家庭にお届けしたいので、
こむら小児歯科・矯正歯科では小児矯正の費用を低く設定しています▶
私たちはお子様に自然な美しい笑顔になってほしいと思っています。
自然な美しい笑顔のために
小児矯正で後悔しないために
下の3つをご理解下さい。
① 装着が大変 ② 前歯を並べるリスク ③ セファロ分析が必要
装着が大変
プレオルソやマイオブレースは規格品のため、夜間の装着がかなり大変な場合があります。
どうしても慣れることができないお子様も実は、一定数いらっしゃいます。
また、これらの装置は、かなり厚みがあり、「使い方を間違えると危険な装置」なので、専門医▶の正しい診断の下で正しい種類とサイズを選んで適切に使用することが大切です。
ちなみにオーダーメイドのインビザラインファーストでは、今のところ装着できなかったお子様はおられません。
※コロナで学校では歯磨きができなかった時期は、「装着は昼食時前まで、その後はケースに入れ、帰宅後に歯磨きをして再装着」という状況で、装着時間は18時間程度でしたが、すべてのケースで無事に治療を終了することができました。
前歯を並べるリスク
誇張表現されたビデオではありますが、ご覧下さい。
犬歯によって前歯は動かされます。ですから、前歯を無理に動かさない注意が必要です。
お子様の矯正で無理に前歯を並べようとすると下のビデオのように前歯の根を犬歯にぶつけていくことになります。⚠️
セファロ分析が必要な理由
人間の横顔は大きく分けて下のドリコ(長顔型)、メジオ(中顔型)、ブレーキー(短顔型)の3つに分かれます。
矯正治療で横顔のタイプを変えることはできません。
例えば、長顔型の人を短顔型に変化させることはできません。
また、また横顔のタイプで治療の難易度や最適な歯並びは異なります。
ですから、治療開始前にお子様がどのタイプであるかをセファロレントゲンで調べる必要があります。
ただ、6才未満でセファロレントゲンを撮影し、分析しても骨格の特徴がまだはっきりしないので、正しい診断がつかない場合も多いです。
ネットで小児矯正を検索すると「小児矯正やらなきゃ良かった、小児矯正意味ない」と出てきます。
後悔しないためには、やはり、上記の3つを治療開始前に理解した上で
① 治療の難易度
② 第一期矯正と全体矯正の違い
③ 第一期治療で改善できることと改善できないこと
等をよく説明を受けた上で、専門医で治療を開始することが無難です。
当院の子ども矯正の特徴
① 土台をソフトに広げる
★長年、小児歯科では、「咬合誘導(Occlusal Guidance)としてソフトにゆっくりと顎を広げる」ことが行われてきました。
当院では、まずは7歳前後で「顎の矯正」を行い、経過観察し、ほぼすべての歯が永久歯に交換後、なるべく小臼歯を抜かずにインビザラインを用いたオーダメイド矯正を行っています。
★前期治療とは、弱い力でゆっくりとあごを広げたり、上顎と下顎のズレを少なくする10歳以下限定の咬合誘導=小児矯正の事です。
② ご家庭の状況に応じた小児矯正
★小学5年生になってしまうと骨が硬くなるので、弱い力で大きく顎を広げることは難しくなります。
転勤が多い方の場合、いつから始めたら良いか困っておられると思います。
そこで、簡単なケース限定ですが、当院では「転勤があるので、とりあえず必要最小限の咬合誘導(小児矯正 )だけ行いたい」というご要望にもお答えしています▶
(注:簡単なケースかどうかは検査をしないとわかりません。ご兄弟であっても難易度はまったく違う場合も多いです。)
難易度が中等度以上のケースでは、咬合誘導(小児矯正:Occlusal guidance )の後、すべての永久歯が生えてからインビザラインでオーダーメイド歯列矯正を行います。
噛む力を整え、自然で美しい笑顔を作る、あなたのお口にあわせたオーダーメイド矯正
インビザラインビザライン・システムは、矯正先進国アメリカ発で、全世界で最もメジャーなオーダーメイドマウスピース矯正のシステムです▶︎
当院では院長がクリンチェックという専用アプリで設計したマウスピースセットで、それぞれの歯を最善の位置へ導いていきます▶︎
インビザラインファーストは有効期間は1年半です。一般的に上下の前歯4本が生えた後は、しばらく歯の交換はないので、この時期を利用すると作り直しが最小限に済むので治療が効率的だと思います。
このビデオからお分かりのように、クリンチェックを使いこなして正しくマウスピースを設計するのは、実は簡単ではありません。
③ できるだけ小臼歯は抜歯しない
矯正歯科では、下顎の犬歯と犬歯の間の距離を広げるのは ”ご法度” で、問題が出尽くした13歳以降に、白人👩🦳の口元を目指して矯正を行うのが定番でした。
顎を広げずに前歯を下げるために、小臼歯抜歯矯正が多く行われてきました。
しかし、抜歯矯正にはこういうリスクがあることが、CTレントゲン情報付のインビザラインではわかります。
赤い部分で歯が骨から出てしまっています。⚠️
抜歯矯正で口元を下げすぎた結果、歯が骨から出てしまってはいけません。😭
CTレントゲン付のインビザラインコンプリヘンシブでは、こういうリスク判定も治療前に行うことができます。
★当院では、お口にあわせたオーダーメイド矯正で噛む力を整え、人工的で画一的な笑顔ではなく、自然で美しい笑顔を目指しています。
”ワイヤー抜歯矯正を経験された保護者様” が、「自分の子どもは歯を抜かずにインビザラインで矯正したい。」と言われてお越しになるケースが増えてきました。
正式な専門医は6つだけ
【正式な歯科の専門医は6つだけ】研究会も含めると、歯科医の「認定医」や「専門医」の数は膨大ですが、正式な歯科専門医は、実は6つしかありません。
●日本歯周病学会 歯周病専門医
●日本口腔外科学会 口腔外科専門医
●日本歯科麻酔学会 歯科麻酔専門医
●日本小児歯科学会 小児歯科専門医
●日本歯科放射線学会 歯科放射線専門医
●日本補綴歯科学会 補綴歯科専門医(2024年新設)
いつから矯正を始めたら良いか
★早く始めたことで矯正が早く終わるケースは、非常に簡単なケースに限定されます。
小学校低学年の時にはきれいだったのに12歳を過ぎて、急に歯並びが悪くなるケースも多いのです。
★「じゃあ成人になって矯正すればいいのでは?」と思われがちですが、
成人の場合は、
① 骨の成長はなく骨が硬くなっているため、あごを広げることは非常に難しい
② 成長を利用できないため上下のかみ合わせの改善が困難
③ 歯や歯肉の状態が健康とは限らない
④ 元の歯並びに合わせて、すでに筋肉や骨格が完成してしまっているため、後戻りしやすい
以上の理由から矯正を行うのであれば、成長を利用できる成長発育期が望ましいです。
★しかし、低年齢から矯正を始めると、以下のようなリスクもあります。
① 骨格の特徴がはっきりしていないので正しく診断できない
② 骨が柔らかすぎるため、装置の副作用のリスクがある
③ 治療期間が長くなりすぎる
④ 6才臼歯が生える時期は、むし歯になりやすい危険な時期
では、どうしたら良いのでしょう?
★矯正開始時期は
① むし歯リスクの変化
② 骨格の問題、難易度
③ お口の癖の有無
④ 性別
⑤ ご本人とご家庭の状況
⑥ 進学の状況
などを総合的に考えて決定する必要があります。
まずは、豊中市のこむら小児歯科・矯正歯科にご相談下さい。早期矯正が必要かどうかを詳しくご説明いたします。
相談料は「3,800円(税込)」です。
休診日は木曜日です。
教科書にない予防矯正
予防矯正という単語
個人的には、正しい診断ができない低年齢で骨が柔らかすぎる時期に既成の装置を入れることは、いろいろな面でリスクが高すぎると感じています。柔らかすぎる粘土で陶芸を行う場合をイメージしていただくとわかりやすいと思います。
予防矯正という単語は教科書には載っていません。教科書に載っているのは、咬合誘導(小児矯正:Occlusal guidance )という単語です。
そして、「咬合誘導を低年齢から行う方が良い」とは教科書に記載されていません。
結論: どれだけ低年齢から矯正を始めても歯ぐきの中の永久歯を小さくする事は絶対にできません。歯ぐきの中の永久歯の大きさを小さくできない以上、すべての不正咬合を予防することは不可能です。
”予防矯正”という単語を考案なさったのは、日本小児歯科学会ではなく….実は、この会社さんです。予防矯正の説明はこちらに書かれていますのでお読みください▶
「早く始めたら早く終わります」とか「筋機能訓練で悪い歯並びを予防できます」といった文言には、ご注意下さい。⚠️
★なお、筋機能訓練は保険診療内で行うことが可能です。当院では必要な患者様には保険で行っています。
また、このように何もしなくても自然に治る歯並びもあります▶︎
繰り返しになりますが、まずは、専門医にご相談下さい。「早期矯正が必要かどうか?」を正直にご説明いたします。
前期矯正について(当院には2種類あります)
★前期矯正は第1期治療とも呼ばれています。
小児歯科では、長年、咬合誘導(Occlusal Guidance)という名称で、「早い時期からソフトな力で顎を広げる」ことが行われてきました。
前期治療は成長を利用して上下の顎の形や位置を改善する「永久歯が少ない時期限定の治療」です。
★顎の矯正ですから歯の大きさは変えることはできません。前期治療で「顎の矯正」をできるだけ行い、後期治療では、歯の幅を調整して正確に歯を並べることになります。
(注:条件がそろっているケースでは咬合誘導だけで歯並びもそこそこ治るケースもありますが、あくまでも「例外」とお考え下さい。)
従来型の装置を使う前期治療(咬合誘導)
従来型の矯正では、下のような規格品の装置も使います。しかし、実はこれらの装置は、かなり厚みがあり、「使い方を間違えると危険な装置」なので、 正しい診断の下で正しい種類とサイズを選んで適切に使用することが大切です。
★弱い力であごを大きく広げて矯正できるのは10歳くらいまでと感じています。歯並びが気になったら6〜7才でご相談ください。
★前期矯正の器具の装着は、就寝時のみの場合は、「話しにくい」、「食べにくい」、「歯磨きが大変」等の不快な問題は生じません。
★当院では、これらの装置による治療経験が多いため、歯を動かさない期間中は、LINE、Dental Monitoring▶ で写真を送っていただくことで、通院回数を減らすことが可能です。
インビザラインを使う前期治療(オーダーメイド小児矯正)
咬合誘導の考え方とソフトな力で歯を動かせるインビザラインは相性が良かったので、当院は、12年前の2012年からインビザラインを使用してまいりました。
インビザライン・システムは、矯正先進国アメリカ発で、全世界で最もメジャーなオーダメイドマウスピース矯正のシステムです。
当院では院長がクリンチェックという専用アプリで設計したマウスピースセットで、それぞれの歯を最善の位置へを導き、自然で美しい歯並びに整えていきます。
Photoshopで上手に絵を描くのは簡単ではないように、クリンチェックを使いこなして正しくマウスピースを設計するのは簡単ではありません。
インビザライン治療は、規格品を使うワイヤー矯正とは全く別物です。
それぞれのお子様に合わせて作成されるマウスピースは精度が高く、大きく拡大を行うことができます。
また適度な厚みがあり、噛みごたえがあるため、顎の成長をサポートします。
規格品を使う小児矯正と比べて費用はかかりますが、当院ではインビザラインファーストを用いて最善の位置に歯を導く「オーダメイド小児矯正」をお勧めしています▶
★こむら小児歯科・矯正歯科でインビザライン治療を行ったケースが、Invisalignの公式サイト『AlignGlobal Gallery』の#591番、Dr T. Komuraとして公式サイトに掲載されました▶
世界で591番目、日本で15番目でした。
今は、インビザライン社のファカルティ(指導歯科医)の監修の下で、世界レベルのオーダメイド矯正治療を目指しています。
★以前は「前期治療で既成品のマイオブレースやプレオルソを使い、おおまかに治した後に経過観察。その後、乳歯が全部永久歯に生え変わったら仕上げにワイヤー矯正」というケースが当院では多かったです。
しかし、2021年からは、従来型の装置ではなく、オーダメイドのインビザライン装置(インビザラインファースト)▶をご希望される方が増えました。
現在、①インビザラインファースト⇒②経過観察⇒③インビザライン(2nd phase)の流れが、当院では主流です。
広く誤解されていますが、「インビザライン治療=AIがマウスピースを作成する全自動治療」ではありません。歯科医が下の絵のようなクリンチェックと呼ばれる専用アプリでマウスピースを設計して、インビザライン社にオーダーし、インビザライン社がマウスピースを作成します。
実は一本でも歯の動かし方を間違えるとインビザライン治療はうまくいきません。⚠️
★当院は2022年にインビザライン社のプラチナ ステータス、2023年にプラチナ エリート ステータスを取得しました。
ただし、こういうステータスは治療開始数が一定数以上なら、誰でももらえます。TVでも放映されたように、レッドダイヤモンドと治療成功は関係ありません。▶︎
休診日は木曜日です。
前期矯正(1期矯正)の進め方
★当院では、矯正を開始する前には、必ず「セファロX線写真(写真参照)」という横方向の矯正用レントゲン写真を撮影し、分析します。
家の大規模リフォームの場合、工事に取り掛かる前にいろいろ測量します。
測量後に現状説明、そしてプランを作成してからのリフォーム工事開始になると思います。
歯並び治療も同じです。
分析、検査なしの治療は、測量なしのリフォームのようなものです。
当院では、お子様の骨格の特徴や不正咬合の種類を把握し、計画を立て、適切な装置を選択した上で治療を行います。
★例えば下のような出っ歯のケースの場合、次の5つのパターンのどれに該当するのかをきちんと診断しないと
下の写真にあるようなプレオルソ▶、マイオブレース▶、パナシールド、T4K、K1、i3、拡大床、バイオネーター、クアドヘリックス等の装置からどれを選択すればよいのかわかりません。
★装置の選択を間違えたり、使い方を誤ったりしないためにも、この「①検査→②診断→③治療」のステップは極めて重要です。
治療開始前によく調べ、診断後に適切な計画を立て、装置を正しく選択する必要があります。▶
★前期治療(1期治療)の後で永久歯がきれいにはえてこなかった場合、インビザラインで一つ一つの歯を動かす後期治療(オーダメイド矯正)を行うことが望ましいです。
★姿勢が悪くて顎がズレている場合は、歯科以外の治療が必要になることもあります。
休診日は木曜日です。
前期治療(第1期矯正)の効果と可能性
★前期治療は 「顎のかたちを整える」のが主目的で、歯並びを直すのは、多くの場合、乳歯がすべて永久歯に交換した後になります
★しかし、簡単なケースの場合、前期治療(第1期矯正)を行い、運よく次の永久歯が適切な大きさで、ねじれたり、変な場所から生えてこなければ、後期治療(第2期矯正=インビザライン治療)が不要になり、費用総額が少なくなります。
★お子様の場合、成長を利用できるため、顎の治療が可能です。 年齢が上がるまで放置していたら小臼歯の抜歯が必要になるケースであっても、前期治療の効果で顎が広がって、小臼歯を抜かずに後期治療ができるように変化することもあります。 (注:前期治療を行っても抜歯が必要なケースもあります。)
★たとえば、出っ歯で下顎の小さいケースでは、下図のような治療が効果的です。
セファロ分析の結果、上顎の位置は中間、上の前歯は前方に傾斜、下顎は小さく後方に位置し、下の前歯は前に出ていないと診断できました。 | |
バイオネーターという下顎の成長を前方に促進し、咬み合わせを改善する装置を夜間に使用してもらいました。 | |
永久歯に交換後、インビザラインで一つ一つの歯を正確に動かして正しい咬み合わせと美しい歯並びを作っていきます。 |
★ただ最近は、こういうケースには、最初からインビザラインを用いて高い精度で下顎前方誘導(MA)を行うようになり、バイオネーターは使わなくなりました▶
★前期治療で使う既成の装置では、多くの歯を安全に精密に動かすことはできません。
① 上下の歯の大きさのバランスがとれている。
② 前期治療後に顎と歯の大きさのバランスが取れている。
③ 新しく生えてくる歯がねじれたり傾いていない。
④ 親知らずが悪影響を与えていない。
⑤ 前期治療後に口元が出ていない。
⑥ 上下の咬み合わせにズレがない。
⑦ 舌の癖等がない。
★厳密に申し上げますと永久歯が全て交換後に上記の7つの条件をすべてクリアした患者様のみが矯正を終了することができます。
当院では、前期治療(咬合誘導)のみで比較的きれいな歯並びを達成できる患者様もいらっしゃいますが、本当にきれいにするためには、一つ一つの歯を細かく正確に動かす後期治療が必要です。
しかし、当院では、現状をご説明し、後は「第二期治療を行うかどうか?」については、ご家族様の御判断に委ねることも多いです。
第二期治療を行う場合、すでに顎の状態が改善されていますので、第二期治療は、比較的短期間で終了できる場合が多いです。
最近は、低学年の間にインビザラインファーストで顎の形を整えて、小学校高学年〜中学生でインビザライン2ndフェイズを用いるフルオーダーメイド治療で、歯並びを整えるケースが増加しています。
休診日は木曜日です。
後期矯正(2期矯正)が必要なケース
★後期矯正(2期矯正)とは、すべての永久歯を一つ一つ精密に動かす歯列矯正の事です。
★前期矯正を行っても
①前期矯正で咬み合わせを改善しきれなかった。
②永久歯がねじれたり、変な場所から生えてきた。
③前歯がずれてたり、奥歯の咬み方が左右で異なっている。
④はえてきた永久歯が大きすぎた。
⑤前期矯正でお子様があまり装置をお使いにならなかった。
⑥成長に伴って新たな問題が発生した。
⑦最初はなかった親知らずができた。
等の場合は、後期矯正が必要になります。 前期治療を行っても後期治療で抜歯が必要なケースもあります。
★長らく矯正歯科では下の犬歯と犬歯の距離の拡大は厳禁と言われていました。
全ての歯が永久歯に変わる13歳くらいまで何もせず、問題が出尽くしてから診断し、前歯の位置を決めて、どの小臼歯を抜歯するかを決定し、2〜3年で治療完了し、親知らずはあまり抜かないという治療が昔は主流でした。
治療期間についても、ワイヤー矯正の場合は歯のねじれを除去して、歯の高さをそろえてからゴムを使用するといった手順を踏まないといけないためどうしても治療期間が長くなりがちです。
★ デジタル技術が進歩した現代では、CTレントゲンを用いた正確な診断が可能になり、インビザライン治療で下の犬歯と犬歯の距離を正確に安全に拡大することが可能になりました。
★最近は、「歯を抜かずにできるだけきれいにしてほしい」というご要望が非常に増えました。
CTレントゲンを用いた治療計画がインビザラインで使えるようになり、治療の精度と安全性が飛躍的に高くなりました。そのため、当院ではインビザラインによる「オーダメイド治療」が主流になり、ワイヤー矯正はほぼなくなりました。
休診日は木曜日です。
部分矯正について
★本来、前歯の部分矯正は、「奥歯の並びや咬み合わせに問題がない場合」限定で行うべきものです。
その理由は、奥歯の並びやかみ合わせが不安定なままで、前歯を無理に並べても後戻りするからです。
★ 家のリフォームでも、見えないからといって土台を直さずにリフォームすれば、やがて家が傾いたり、ゆがんできたりします。矯正も同じです。
上の写真の方は私の知人です、他院で「奥歯は気にならないので前歯だけ治してほしい」と希望して治療した結果、不満が残ってしまったそうです▶ 😭
休診日は木曜日です。
矯正の進み方
相談→診断→検証→治療→保定
最初にセファロX線写真を撮影します。
患者様がお気づきでない問題点も含めて洗い出します。
安全に治療を行うためには欠かせないステップです。リスクの評価もなしに即日装置を入れるということは当院ではあり得ません。
セファロ写真撮影を含む相談料は3,800円(税込)です。
(注:難症例の場合は、CTレントゲン、パノラマレントゲン、口腔内スキャンを先に行って、インビザライン社にシミュレーション作成を依頼し、実際に設計し、歯の移動のシミュレーションを見てみないとわからない場合もあります。👀
シミュレーション作成に実費で2万9千円がかかります。インビザライン社はキャンセルした場合でも返金はありません。ご注意下さい。
当院で治療開始される場合は、費用は、通常の価格からこの2万9千円を差し引いた金額になります。
こういったシミュレーションはご自身で無料でできますが、これはあくまでもマーケティングツールであり、作成されたシミュレーションと実際の治療結果とは全く関係ありませんのでご注意下さい。▶)
成人や必要なケースはCT撮影も行います。
約2週後に、診断結果とともに治療方針、期間、費用についてお話しし、明細をお渡しします。時間は60分ほどかかります。
★簡単なケースであれば矯正器具は少なくなり、治療期間が短いため費用も抑えられます。
★後期治療では、歯を動かしている期間は平均で1~3年です。
★7歳くらいから、じっくりと歯列育成した後に小臼歯(前から4番目の歯)を非抜歯で治療治療を進めていく場合には、トータルの期間は5年程度はかかります。(注:歯を動かし終わった時点で7番目の歯が生えていない場合は7番目の歯がキチンと咬むまでは装置は外せません。)
40分程度かけて、各種資料を採得します。顎の関節に問題がないか、外傷歯や歯がないかをチェックすることも大切です。
検証費用は合計で「50,000円(税別)」です。
数日かけて、前回にご説明した診断に問題がないかを検証します。
問題がなければ、診断時にご説明した方針で治療を開始します。
抜かなくても良いケースで小臼歯を抜歯してしまう事がないようにこのステップでしっかりと調べます。
過蓋咬合、交叉咬合、上下顎前突、捻転歯、乱ぐい歯といった色々な不正咬合があり、それに応じた装置があります。
診断に基づいて適切な装置を用いて治療します。
前期治療で改善しきれなかった場合は、5年生〜中学生でご相談の上で後期治療に入ります。
★見えにくいマウスピース型のインビザライン▶で細かいご要望にお応えしています。
インビザラインはワイヤー矯正と比べて、破損や脱落等のトラブルが少なく、ご来院時の処置が簡単なため、処置料が低くなりました。
インビザラインについては、詳しくはこちらをご覧下さい▶
★豊中・こむら小児歯科・矯正歯科ではインビザラインのみの費用は動的治療終了まで税別で28万円〜86万円+毎回観察料1,000円(スキャン時5,000円)です。
・インビザライン社からの請求分以外については、10万円以下の金額は5回以内、10万円を超える金額は10回以内の分割が可能です。(利息はかかりません。)均等払いでなくても大丈夫です。
・お支払いにはクレジットカードや金利3%のローンによる最大で120回分割が可能です。
デンタルローンを使用するとお子様の場合、月々4000円で治療が可能です。大人の場合は、最大で月々7000円で治療が可能です。
・万が一、インビザライン・システムでの治療が困難な場合、従来型の装置に切り替えることも可能です。 ただし、その場合は仕上がりの精度は低くなり、歯を移動する際のリスクも高まります。装置代の実費と毎回の調整料¥5,000円(税別)で行います。インビザライン装置はオーダーメイドなので、インビザライン社は一切返金はしてくれません。
★難易度が高い場合は、TAD(ミニスクリュー)を一時的に併用して矯正を行います。(治療の途中でミニスクリューは除去します。)
★矯正でご来院された時には、治療、経過観察、唾液検査、筋機能訓練等を行います。
★矯正では、2〜3か月に1回の来院が多いですが、処置内容によっては月に2回以上、6週間に1回、月に1回となります。
★装置の紛失、破損、MRI撮影による装置の撤去の場合には、調整料に加えて装置の実費がかかります。
詳しくは 矯正症例▶をご覧下さい。
★むし歯治療やクリーニングをご希望の方は保険診療になりますので、別のご予約をお願い申し上げます。
歯の移動完了後は、保定を行います。完全な治療終了は上の親知らずを抜き終わる19歳頃が一般的です。
★親知らずを抜かないと このような後戻りを引き起こす▶ので特に小臼歯を抜歯せずに矯正を行った方はくれぐれもご注意ください。
★保定はキレイな歯並びを安定させるために重要になります。
日常生活に置いて、歯にはさまざまな力がかかります。
歯並びをそろえておくためには、保定装置が欠かせません。特に舌の癖が続く場合は癖が治るまでは絶対に必要です。
★年に数回、保定装置の定期検診を行います。
★下図のような保定装置(2023年時点で、税別で1個が10,000円)は既製品ではなくオーダーメイドです。匠の技工士が精魂を込めて作製します。
★現在は透明なビベラリテーナー(2023年時点で、税別で2個で13,000円)もお勧めしています。
治療これは顔のデカい院長の口の中です。矯正後に片方の親知らずを抜かなかったため、前歯ががたついています。顔の大きい院長でもこうなりますので、後は親知らずは抜歯した方が良いです。
検査結果により最適な開始時期がわかります
★ ここまで長文でご説明させていただきましたが、当院では、資料を採取して分析し、本当に早期治療が必要かどうかを詳しくご説明いたします。
相談料は「3,800円(税込)」です。
休診日は木曜日です。
★当院は長年、多くのお子様の成長を見守ってまいりましたので、「非抜歯で治療できるかどうか」とか「簡単なケースか?難しいケースか?」等は、資料を見れば、だいたいわかります。
★豊中・こむら小児歯科・矯正歯科が目指しているのは、お子様が大人になったときに「なるほど、これで良かったんだ」と思ってもらえるような矯正治療です。
当歯科では積極的に行っていない矯正
審美的な理由で、本来の位置から歯を大きくずらすような矯正は、お引き受けしていません。🙇♀️
① 口ゴボのケースで上下の前から4番目の歯を抜歯し、前歯を内側に入れて口元を下げる矯正治療
理由:①は下のビデオのようなリスクがあるため
⇒他の矯正歯科へご紹介
② 親知らずを抜歯しない非抜歯矯正のケース
理由:親知らずを抜かない分、余計に歯を削って矯正することは行わないと決めているため。
③ 重度の開咬のケース
理由:非常に難易度が高く、後戻りもしやすいため。
⇒ジョイスマイル矯正歯科へご紹介
④ 成長期の骨格性の受け口や外科矯正のケース
理由:当医院では外科矯正が保険ではできないため。
⇒くろだ歯科・矯正歯科へご紹介
★骨格性の受け口のケースでは、骨と骨のすき間が閉じてしまう前に、
下の写真のようなファイシャルマスクやチンキャップ等の大きな複雑な矯正装置を使って、成長をコントロールしながら成長が止まるまで矯正する必要があります。
日本を代表する矯正歯科医も、「初診から完了までの定期観察期間など、
治療以外のすべての管理を含めれば、10年以上通院することも珍しいことではありません。▶ と書いておられます。
前期矯正を行っても、中学生でまた受け口になることがあります。これは矯正の後戻りではなく、下顎の成長が原因です。身長の伸びを止めることができないのと同じで、下顎の成長を止めることはできません。
下顎が上顎に対して大きく成長してしまった場合には、外科矯正治療 ▶が必要になります。
★外科矯正は豊中市では、くろだ歯科・矯正歯科において保険適応で行うことができます▶
私達は外科矯正治療の可能性が少しでもあれば、治療の一貫性を考え、上記の矯正歯科をご紹介しています。御理解いただければ幸いです。🙇♀️
ただし、成人の受け口の矯正は行っています。
最後になりますが、私個人としては、口ゴボや受け口は悪いとは思っていません。理由はこちら▶
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