むし歯を減らすいちばんの近道は、そもそもつくらないこと。その鍵をにぎるのが、砂糖との付き合い方です。なかでも、3歳ごろまでの食習慣が決定的に大切だと、当院は考えています。
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LINEで相談する砂糖は、WHOが摂取の目安を定めている嗜好品です
砂糖は、WHO(世界保健機関)が摂取の目安を定めている嗜好品です。理由のひとつは、依存性が医学的に指摘されているからです。知らないうちに「もっと欲しい」が増えていきやすく、量のコントロールがむずかしくなります。
2012年には、英国の自然科学雑誌『ネイチャー』に「Sugar: The toxic truth(砂糖の毒性:その真実)」という論文が掲載され、砂糖のもつ依存性と健康への影響が、強い言葉で報告されました。
砂糖は、たばこのように「他人に迷惑をかける」ものではないため、社会的には受け入れられがちです。けれど、とりすぎが健康に与える影響は、少しずつ明らかになってきています。
「三つ子の魂百まで」――3歳までが決定的
3歳ごろまでに身についた食の好みは、その後の選び方を、長く左右します。中高生になると自分で飲食物を選ぶようになりますが、その選択のもとは、実は幼いころの経験にあります。
だからこそ、中高生になってから気をつけるより、2歳前後から「甘いもの好き」にしすぎない工夫のほうが、ずっと効きます。これは、お子さまの一生の歯と健康を守るための、いちばん早い手だてです。最近では、砂糖を含まない「100%ジュース」についても、与え方を意識される保護者の方が増えています。
昭和から令和へ――むし歯は「あたりまえ」ではなくなりました
昭和の時代には、子どものむし歯はあたりまえのように見られました。けれど令和の今は、むし歯のないお子さまがほとんどです。おやつを頻繁に食べる生活では予防がむずかしくなることもあり、与え方を少し見直すだけで、結果は大きく変わります。
当院の予防の考え方の土台
当院がここまで砂糖についてお伝えするのは、大阪大学歯学部小児歯科学講座で学んだ小児歯科学の考え方が土台にあるからです。完全に断つ必要はありません。大切なのは「付き合い方」を、小さいうちから親子で一緒に身につけていくことです。今ここで習慣を整えておけば、お子さまには「甘いものと上手につきあえる」という一生の力が残ります。
